*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/6/8)投稿記事の修正転載です
「ジンリキシャングリラ 山本 幸久」が色々あってなんかリアル(2017/6/8)
別に好きでもない環境で頑張る話多いよね、と、ちょっと前に書いた。多分世の中そんなもんなので共感を得られるのだろう。で、好きでもない環境に至る理由は色々ある。無理矢理だったり思ってたんとチガーウだったり。
そんな中爽やか青春モノにピッタリなのがこの話みたいなキッカケ。一目惚れ、ってやつ。厳密にはこの話は一目惚れではないがちょっと気になっている異性に勧誘されて、ってのは十分な理由だろう。もし僕が高校生の頃にこんな幸運な目にあったら大喜びで何部でも入ってたよ。
この話のテーマはタイトルそのままシャングリラ。人それぞれ、時間軸それぞれでたくさん出てくるよ。僕にとってはもちろん我が家だ。ストーリーは人力車を中心にこれまた盛り沢山。主人公の過去や将来、その他主要な登場人物にも大抵過去の話があったり将来のビジョンがあったり。
で、これらが断片的なのだ。設定が浅い、のではなく氷山の一角が語られてる、みたいな。人によっては物足りなく感じるだろう。もっと焦点を絞って丁寧に書け!とか。でも僕にとっては逆にそれがリアルに感じた。だって世の中そんなもんでしょ。
僕らの周囲の人間にも過去があって今があって将来がある。たまたま今一緒にいれば今の事は多少知っていても昔どうだったか、今後どうしたいかは全然知らなかったりする。もちろん今の事だって知らない事が多い。
正直僕も最初は話が散漫じゃね? と思っていた。何しろイベント盛りだくさんで複線かと思ったら回収されない投げっぱなしジャーマンが多い。ラストも色々な問題の内いくつかに解決の糸口が見えたか? みたいな感じなのだ。
なのでもし設定に深みがなかったら感想は違っていただろう。ああ、この人にも色々あるんだ、みたいな雰囲気を感じたのでリアルに思えたのだ。でもこれって紙一重だよね。僕はリアルに感じたが散漫に感じる人もいるだろう。わざとそうしたならば勇気のいる手法だ。
ということで大変勉強になった。登場人物の設定を十分深くした後でわざと多くを語らないことによりリアルっぽさを出せる、南米イロコイインディアンのナイフ術の奥義です、みたいだ。こんな変な読み方しなくても十分面白いですよ。みんな大好き爽やか青春モノですよ。
↓滅んで懐かしむまでが栄華。

↓賢いんだかなんなんだか。

↓やりたいことないとムズい。


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