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『第26回「伊豆文学賞」優秀作品集』は賞としてのズレのなさが凄い

『第26回「伊豆文学賞」優秀作品集』はストーリーが人生いろいろで、テーマがズレ。キャラクターもいろいろ。文学賞としてのズレなさが凄い。伊豆文学賞が目指しているだろう静岡の魅力発信と、応募する側が目指す喜びの方向性は完全に一致している。
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『気障でけっこうです 小嶋 陽太郎』が苦い苦いあのワイン

『気障でけっこうです 小嶋 陽太郎』はストーリーが気障でけっこうです、でテーマが成長。キャラクターは変な女子高生。やっぱり成長ものは面白い。派手な成長は返って現実感がなくなって興ざめ。このくらいの、あ、ちょっと髪切った? くらいがいい。
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『キッド・ピストルズの最低の帰還 山口雅也』あまりぶっ飛んでない

『キッド・ピストルズの最低の帰還 山口雅也』は思ったほどぶっ飛んでない。超科学的な設定が出てきたりついには超能力まで登場する。推理小説でこの2つが出てくるのは確かにぶっ飛んでるかもしれないが僕が当初期待していた方向とは違う。斜め上である。
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『君の膵臓をたべたい 住野 よる』はゲームっぽく選択肢がチラつく

『君の膵臓をたべたい 住野 よる』はストーリーが棚から女の子病気編でテーマが選択。キャラクターはゲームの主人公。現実的に最も選ばれる選択肢はタイムアップだと思う。そうならないようにアンテナをはり、子供たちにお手本を見せたい。
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『老朽マンションの奇跡 井形 慶子』水を得た魚って感じでノリノリ

『老朽マンションの奇跡 井形 慶子』は水を得た魚って感じ。作者はインテリアとか住まいが大好きなのだろう。読んでいてそれがヒシヒシと伝わってくるほど情熱的に話が進むのだ。内容も面白い、作者のノリノリ具合も面白い、という2度おいしい本。
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『女の子は「脳の見る力」を育てなさい 加藤 俊徳』が妻でヤバい

『女の子は「脳の見る力」を育てなさい 加藤 俊徳』の問題に気づかず放置するとこんな大人になりますよ、ってあたりが気になった。自己評価が低い。幸福感薄い。片付けられない。勝手な思い込みが激しい。これはすべて妻の特徴に当てはまる。
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『食堂かたつむり 小川 糸』は色々ご都合主義でなんとかなっちゃう

『食堂かたつむり 小川 糸』は主人公が都会にいられなくなって田舎に帰る。でも運が良いので何とかなっちゃう。他にもあげればきりがないのだが色々とご都合主義がある。失恋の経緯に全く触れない辺りとか中々独特なオカンのキャラとか面白い点も多々ある。
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『SOKKI! 人生には役に立たない特技 秦 建日子』が琴線で鬱

『SOKKI! 人生には役に立たない特技 秦 建日子』はストーリーが学生恋愛王道編でテーマが速記。キャラクターは普通大学生。現実にはないけどお話では王道。王道だけに面白い。期待通りにならない、それでも現実を見つめなければならないのがリアル。
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『文学少女 林 真理子』には劣等感と欲望が詰まっていて共感できる

『文学少女 林 真理子』の主人公は本屋で生まれ育ち、劣等感、とまではいかなくてもコンプレックスを抱いている。この辺りの感謝はしているけど何となく嫌ででも離れられない、という感覚が人間的で面白い。この本には劣等感と欲望が詰まっている。
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『高架線 滝口 悠生』がムズすぎ|連続してるけど最初と最後は違う

『高架線 滝口 悠生』はストーリーがおんぼろアパート物語でテーマが閾値。キャラクターがだいたい貧乏人。変化とか閾値とか、その辺りに注目するとたくさんキーワードが出てくる。一番気に入ったのは連続してるけど最初と最後は全然違う、みたいな言葉。