*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/4/30)投稿記事の修正転載です
「減築のすすめ 天野 彰」でまだまだ先の事を考える(2017/4/30)
どうも「家」というと親がいて子供がいて、と考えてしまう。僕が子供の頃は家に親がいて僕が大人になった今は子供がいる。親と子供が揃っていない家を僕は知らない。学生の頃は一人暮らしをしていたが「家」って感覚ではなく仮住まいくらいの気持ちだった。家と言ったら実家のこと。
今後息子たちが家を出れば我が家も大人だけの家になるのだろう。今現在僕の両親はそうだし。そう考えると親だけの期間、大人だけの期間って思ったよりも長いのだ。この本は大人だけの期間を軽視せず生活に適した形に住まいをリフォーム⇒減築しよう!という話だ。
それは我が家にとってはまだまだ先の話だ。現在1歳の長女が家を出るのは早くて17年後、大学生になって一人暮らしを始める時だろう。その前に我が家が如何に貧乏かを十分理解してもらうので一人暮らしの選択肢はない‥、といいなぁ。
子供たちが成長するにつれて生活スタイルはどんどん変わっていく。それに合わせて部屋の間取りや収納なんかも試行錯誤を繰り返すことになる。で、最終的には子供たちが家を出て突然状況が一変する。すると子供仕様が残る家に対して大人のみの生活なのだから当然ズレが生じる。
そのズレに対応する手段の一つとして減築が紹介されている。さらには減築、というか生活スタイルの変化を事前に視野に入れて計画を立てようって感じの話も出てくる。
正直減築は極端な例な気がする。間取りではなく場取り、という考え方が出てくるのだがそっちの方がしっくりくるし減築まで行かなくても場取りで対処できるのでは?と思ってしまう。減築でも場取りでも結局は著者が主張する生活スタイルの変化を見据えて、って所に繋がることになる、と思う。
そうなると内壁が一切ない体育館スタイルが最強となる。でもそれは流石に極端なのでなるべくぶち抜きの部屋、が良いだろう。我が家は2階の二部屋を繋げてもらったので中々良かったかも。
でもってぶち抜きの部屋を子供の成長に合わせて家具で仕切ったりカンタンな壁を作ったりカーテンで区切ったり。この程度なら高いお金を払ってリフォームしなくても済むわけだ。さらに子供たちが家を出たら家具やら壁やらを取っ払ってもとの広い部屋で伸び伸び過ごせる。
お金があって気分が向いたら減築も良いかもだが必要だろうか? 掃除が億劫ならルンバでも買った方が確実に安上りだろう。こうして事前に色々考えた家でも、普通に部屋を子供たちに割り振った家でも最大の障害はやる気だろう。
子供の成長に合わせて20年くらいかけちょくちょく間取りなんかを変更したとする。その原状復帰は超大変なはずだ。例えば遊んでいてあのオモチャも、このオモチャもとなって物凄く楽しい時間を過ごしたが片付けがとんでもなく大変だった、ってのに似ているのでは。
さらに子供仕様への変更は親の体力がある若いうちに行われ、その上子供のためとあれば頑張れる。それに対して大人のみ仕様への変更は体力がなくなったころに必要になりまあ夫婦二人だし少々の不便は我慢しよう、となりそうだ。
子供は家を出たがたまに帰ってくるので部屋はそのまま、あるいはちょっと借りる程度、ってのは子供のためもあるのだろう。しかし今さら色々変えるのが億劫、ってのもあるのでは。そうなるとやっぱり必要なのはしっかりした事前計画、とそれを実行する心構えなのだろう。
こんな感じでこの本は色々考えさせられてとても役に立つ。さらに考えた結論が実は本にも書かれていました、って感じで思い返せば大した本だ。ちょっと論点が散漫になりがちなのが玉にキズだろうか。
話があっち行ったりこっち行ったりするし似たような話が何度か出てくるのでコラムでも集めたの?って印象を受ける。自分が家を出た後実家がやたら乱雑になった。あの片づけは誰がするのだろう‥、自分の家もそうなるのだろうか‥、等まだまだ先の事を心配している人におススメ。
↓読むの大変ってあたりが正統派。

↓最初に方向性を宣言するのって凄いよね。

↓残業する目的は残業しなくて済むように。……FXみたいだな。



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