『「自分で考える力」の授業 狩野 みき』に僕の問題点を指摘された

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2022/11/23)投稿記事の修正転載です

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『「自分で考える力」の授業 狩野 みき』に僕の問題点を指摘された気分(2022/11/23)

かなり最初の段階で目からウロコ。後のほうの話も興味深かったけどウロコ問題が気になってしょうがなかった。考える前のステップの話ですよ。

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調べるのが重要!

ええ、苦手ですよ。だいたい調べるのって難しいよね。自分がやりたいことを一般的にはどうやってるのか調べる。重要な問題だけどムズイ。たとえば僕は最近自作小説に挿絵を入れようと四苦八苦している。

これってみんなどうやってるのか。どんなアプローチをして、どんな手法で実現しているのか知りたいけど難しい。これがたとえば勉強とかならわりと楽。答えがしっかりある場合ですな。調べれば今の世の中たいていのことはネットに書いてある。

でも新しいこと、微妙なことってわりとみんな手探りで正解がなかったりする。子育てとか投資とかもその部類だ。これはもうしょうがないから、いくつかのやり方を自分でやってみて比較検討して良さそうなのを選ぶしかない。

もちろん自分に合うように改善して、つまずきながらも進むしかない。少なくとも「こんな方法あったのか!」と後から知って悔しい思いはしたくない。

そうは言っても実際あるんだよね。昔調べたときには詳しくなかったから調べきれなかったこととか、ホントに新しく登場したこととか。これはもう定点観測しかない。つねにアンテナをはってその分野の情報をアップデートする。かなり面倒だけど後悔しないためにやるしかない。

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調べるのが正解か?

調べるのが重要な反面、それが常に正解か、ってのが気になる。ちょうど少し前に読んだ本に「知識がつくと自由思考が衰える」的なことが書いてあったがそれだ。知識があっても好奇心があれば自由思考できる、ってスタンスなんだけど、調べ物は微妙だよね。

初心者状態で調べたものには特に強く引っ張られそうで怖い。いくら好奇心が強くても限界がある。調べれば効率的に進めるいっぽうで、初心者状態だから気づけるとんでもない方法が埋もれてしまいそうだ。そう考えると最初から調べるのも考えもの。

このような危惧から僕は「文学とは何か」をきちんと調べていない。何しろ素人の理系なもんでぜったい世の中の正統的答えに影響される。

今では僕なりの考えを持っているけどなんとなく人それぞれで正解なんてないっぽい。超有名な作家でもまだ勉強中とか言ってたりする。むしろそう公言する人が大物じゃね?

そこでチラッと思ったんだけど、世の中の状況を正しく調べて自分の立ち位置を明らかにすることが苦手な日本人が、ガラパゴス化したのは当然の結果な気がする。逆に言えば素敵にガラパゴスを楽しむにはある程度ものぐさで、調べものがいい加減なほうが向いてるのかも。

そのほうが突然変異的思考でもってとんでもなく面白い方法を導き出せそう。そう考えると、きちんと調べものができるとか、好奇心を持ってるなんてのは単なる必要条件なのかもしれない。何を調べて、何を敢えて調べないか、この配分が人間を作るんじゃね?

たとえば僕なら絵描きになりたいわけじゃないから絵の描き方はガンガン調べる。いっぽうで小説はわりと楽しみたいから文学うんぬんは調べないで自分で考える。みたいな使い分けが必要なのでは。などと今回も考えを刺激されて満足。良本でした。

……内容? 内容はアレだ。「オレの考えが正解! 異論は認めない!」的な人間がたまにいるけどそれだけにはなるまいとあらためて誓った。この本に書いてあることを実践できたらすごい人間になりそうだ。たぶん大変だろうけど。

↓時間をかけて丁寧に、これこそが王道であってどんな分野も同じっぽい。

『子どもと歩けばおもしろい―対話と共感の幼児教育論 加藤 繁美』
『子どもと歩けばおもしろい―対話と共感の幼児教育論 加藤 繁美』は最初が親の実例、次が理論、最後が教育者の実例。理論の部分で疲れた頭に最後の重要な教育者の実例がすんなり入ってくる。丁寧に時間をかけて子供を尊重し接するべき、という王道。

↓思いやり、尊重も大事だよね。世の中大事なことがいっぱいあって大変だ。

『小森谷くんが決めたこと 中村 航』で仁義が気になった
『小森谷くんが決めたこと 中村 航』はストーリーが普通の人物語でテーマが仁義。キャラクターは普通の人。仁義礼智忠信孝悌だよね。だいたい『気をつかう』だと思ってる。全般的に気をつかうけど、特にお世話になった人が大事、ってのが仁義じゃね?

↓エッセイでリハビリするってエッセイストが聞いたら激怒しそうな面白さ。

『超人計画 滝本 竜彦』で誰が何と言おうが小説家は超人だと思う
『超人計画 滝本 竜彦』は不思議な本だ。次の作品が書けないからエッセイでリハビリする、という世間の認識からズレた目的で始まる。しかも脳内彼女とか出てくるし。でもどこか懐かしい。気が付けばこの文章は2000年前後のネットの感覚なのだ。

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