『子どもと歩けばおもしろい―対話と共感の幼児教育論 加藤 繁美』

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/2/22)投稿記事の修正転載です

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「子どもと歩けばおもしろい―対話と共感の幼児教育論 加藤 繁美」を散歩の本だと思って借りたが勉強になった(2017/2/22)

久しぶりに子育ての本でも、と思って散歩の本を借りた。面白そうじゃん。パラパラと中身を見た時にはちょっと文字多め?と思ったけど所詮散歩の本だしー、と気楽に借りた。……全然散歩の本じゃねー!! 難しそうなサブタイトルに今気が付いたー!!

しかし面白かった。というか勉強になった。読み終えてなおアマゾンでの購入を考えたケチな僕にとっては珍しい良本。3つに分かれていて最初が親の実例、次が理論、最後が教育者の実例。最初と最後は良いとして理論に関してはチンプンカンプンだった。就寝前に読むと心地よく眠れるタイプ。

しかしその理論の部分が重要なのだ。実例ばかりの子育て本は結構多い。そういう本は大抵もっと字が大きくて余白たっぷりだったりするのだがまあそれはそれの良さがある。そういった本に対してこの本は凄みというか迫力がある。楷書がしっかりしている人の草書みたいなバックボーンがきちんとある。

そもそも僕は理解できていないので何だか凄そう、っていう催眠術にかかっているのかもしれない。だとしても理論の部分で疲れた頭に最後の重要な教育者の実例がすんなり入ってくる。これを狙ってやってるとすればかなりのテクニシャンかと。講演か何かの技術かも知れない。

内容としては王道だ。しっかり丁寧に時間をかけて子供を尊重し接するべき、というもの。まあわかっちゃいるけど難しい。それがいかに大切かが優秀な教育者の実例で示されている。なので、ああ、やっぱり近道なんかなくて王道が重要なのか、と思い知らされる。

子供がどう育つかは環境遺伝だと思っている。なので優秀な親の子供は優秀に育つ。親が毎日どう過ごしたか、どう叱ったか、どう褒めたかが全て子供に影響を与える。当然教育者もそうであってこの本に出てくる教育者は優秀な上に熱心で丁寧。

ここまで手間暇かけて育てればそりゃ優秀な子供になるだろう。わかっちゃいるけど難しい、ってのがどうしてもあるが、それでも子供のためにも自分のためにもそうあるべき。あらためてそう認識した良本。子育てで困っている人にも全然困ってないって人にも絶対おススメ。

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