*「晴耕雨読その他いろいろ」(2018/1/10)投稿記事の修正転載です
「最悪のはじまりは、 塔山 郁」は長期休みに読むにはジワジワ怖い(2018/1/10)
ストーリーが犯罪予定外物語でテーマが依存症、と見た。計画を立てて犯罪を行ったがいざやってみると予定外の事が次々と発生し、実は背後にこんな理由が‥、的な話は多い。それはただ単に運が悪かったのかそれとも誰か裏切者がいるのか、そんなミステリー小説です。
しかし問題はそれだけじゃないのだよ。この小説は恐怖小説でもある。
僕がこの本を読んだのは正月休み。我ながら社会復帰が心配になるほどの長期休みの間だった。なのでこの本は怖かった。主人公はパチンコ依存症。出てくる人もみんなパチンコ依存症や、それで迷惑をこうむった人。でも皆何とかなると思っている。俺はあいつらとは違う、ここから逆転してやる、と。
もちろん逆転の手段はパチンコだ。このままじゃダメだ、パチンコから抜け出さなければ、と分かっていながら。傍から見れば明らかにおかしいがそれで何とかなると思っている。主人公がこうなった元々の原因は就職活動の失敗。
その後色々本人に問題があるがそれにしても分からないでもない。中にはリストラで、って言う人もいる。これって僕にも起こり得る事だ。普通の人が普通に暮らしていて、運が悪くて、ちょっと気を抜くとこうなってしまう可能性がある。これは怖い。
僕はパチンコをやった事がない。なので安心、とはいかない。何かのきっかけでハマってしまう事もあるだろうし、パチンコに限らずギャンブルは多い。最近では投資だなんてのもある。やってることはギャンブルだがイメージ的にはもっとスマート。こういうのにハマりそうで怖い。
失うのはお金だけじゃない。インターネット依存やらゲーム依存やらで時間を無駄に使う事もありそう。流石にこれで破産はしないだろうがやっぱり無駄は無駄だ。そうは言っても楽しい事がなければ。パチンコもインターネットもゲームも楽しむ範囲なら良い。
っていうか楽しく過ごさなければ死ぬときに後悔しそうだ。その分岐点は目だろうか。死んだような、輝きの無い目でやっていることは大体が惰性。それは時間の無駄だし、最悪抜け出せなくなって破綻する。
そういう時って大体自分でも分かったりするもんだ。明日の仕事に差し支えが出る、と分かっていながらも夜遅くまでインターネットで遊んでしまう。そんな時僕の目は死んでいるだろう。まあ分かっちゃいるけど止められないのが人間なのだがそれにしても気を付けたい。
この本を読んで怖くなって、あ、自分は今正月休みだった、と現実を思い出す。ホッとしつつも登場人物のようになってしまったらどうしようと、また怖くなる。何とも言えない怖い本でした。
↓投資に注意、って上で言ってるのに……。

↓良い物件かどうか、素人にとってはギャンブル要素モリモリだよね。

↓300万円って言われるとなんとかなるかもと思っちゃいそうなギャンブル。



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