*「晴耕雨読その他いろいろ」(2018/1/24)投稿記事の修正転載です
「鴨川食堂おかわり 柏井 壽」は潔い探偵物(2018/1/24)
ストーリーが飯テロ探偵物でテーマが食べ物の思い出。探偵物なのだがその描写が一切ないという潔さ。サッカーの試合をゴールシーンだけ見る、的な割り切った感がある。
短編集で見事なまでに同じスタイル。
困ってる人が来る
⇒ご飯食べる
⇒二週間後にまた来る
⇒ご飯食べる
全てこれだ。ご飯を食べてばかりの話なのだ。
そこにはドラえもん的安心感がある。
のび太が泣きつく
⇒ドラえもんが道具を出す
⇒のび太が調子に乗る
⇒のび太が泣く
読者は秘密道具の面白さを楽しみ王道パターンを楽しむ。いつも同じパターンじゃないか!とムキになって怒る奴はいない。
水戸黄門もそうだったよねー。ここまで潔くパターン化してあればさぞ書きやすいだろう、と思いおかわりって事は続編なのだろう、と納得。そしたら随分たくさん出てる人気シリーズみたいだ。秘密道具にあたるのが食べ物だろう。正直どんな料理なのかよく分からないがともかくおいしそうだ。
依頼人の思い出の食べ物を探す、ってのは比較的よく見るパターン。昔マスターキートンも唐揚げを探してた。他の料理漫画にもありそうだ。依頼人は再現された料理を食べて当時の気持ちを思い出す。クロスモーダル的どころかもうその時の状況を全部アリアリと。
ここで不思議なのだが何故味覚なのか。僕も納得だ。何かを食べて当時を思い出す。何となくありそうな気がする。共感できる。じゃあ他はどうか?と考えると視覚と聴覚はイマイチ、嗅覚と触覚はありそう。僕の個人的な感想ですよ。
視覚も聴覚もストレート過ぎるのでイマイチ、と僕は感じるっぽい。常日頃から積極的に情報のやり取りに使っているから。昔の情報を忘れました、だとただの物忘れであり、あれ何だっけ?探偵になってしまう。
なので積極的な情報じゃない漠然とした風景とか音とかなら思い出を蘇らせるスイッチとして共感できそうだ。匂い探偵とか触り心地探偵とかどうだろうか、などと考えたが主人公は細部にこだわっておりそこら辺も再現してたりする。
でもって何が潔いって食べて終わりなのだ。この料理を食べて分かったか!的なお説教もない、お陰様でこの後こうなりましたー、的な後日談もない。どうするかは依頼人次第。見事な潔さだ。サッパリした話を読みたい人におススメな潔い本です。
↓住宅の不動産投資はよく聞くけど、店舗賃貸ってどうなんだろうね。

↓潔さでいったら草食系もだよね。

↓山荘がない人は潔く諦めるしかない。




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