*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/2/10)投稿記事の修正転載です
「星を見た金魚 高橋 洋子」は面白旅行記+俳句でちょっと変わってて楽しい(2017/2/10)
作家が色々なところに旅行に行って、美味しいもの食べて楽しい事して感じたことを書く、って本は多い。なので作者の文章、というか人間的面白さが決め手となるが、この話は+俳句である。
吟行ってやつだが正直そんなの奥の細道しか知らない。奥の細道だって教科書で習った程度。でも中々趣があって面白かった。正直俳句は短すぎる。どういう状態で読まれたのかわからないと素人には面白さが激減してしまう。そりゃ凄い俳句ならそれだけで十分なんだろうけどね。
なので僕のような素人が俳句とか短歌の集まりを読んでもあまり面白くない。それに引き換え旅行記にしてもらえれば状況もしっかりわかって、ああ、なるほど、と楽しめる。
逆にただ旅して面白いこと書いて、ってだけでもありがちな感じでハードルが高い。+俳句で珍しい雰囲気も追加してもらえればそれだけ楽しめる。という感じでまあ昔からある形態だが僕にとっては目新しく楽しんで読んだ。
俳句を作るってのは面白い発想を養う良い訓練なのだろう。物事の描写や形容が個性的で、僕もちょっとやってみようかなー、楽しそうだなー、となってしまった。
しかも旅のお供が個性的で面白い。編集者とカメラマンの二人であり言動はもちろん俳句でも活躍する。俳句に個性が現れるからタイプの異なる3人旅、となると発想に違いが生じ話自体にバラエティが出てくる。
楽しんで読んでいたのだが後半ちょっとやっつけ感が漂う。前半は文章と俳句が良い感じで支え合っていたのだが、後半は文章、俳句、とバッサリ切り離された雰囲気を受けた。
ただ単に作者と編集者の俳句が並んで書かれている部分が多かった、ってだけかもしれない。しかしこれだと言動の部分が抜け落ちせっかく面白い個性の違いがわかりにくくなってしまう。玄人ならわかるのかも。
それが多少気になる位で肩の力を抜いて吟行を楽しむ事ができた。単なる旅行記に飽きた人におススメ。
↓こちらも旅だけどだいぶ雰囲気違う。

↓やっぱり色々な要素の合体は面白反応が起こるのですよ。

↓かわいい子には旅させよ、なのかもしれないけど心配なのですよ。



コメント