『だいたい夫が先に死ぬ これも、アレだな 高橋 源一郎』

02book-260627are0 エッセイ
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本の話を枕にしたエッセイ

魅力的なタイトルに惹かれて借りてきた。本の話を枕にしたエッセイ、あるいは最近のあれこれから本の話に入っていくエッセイ、って感じ。このブログは前者の系統だと思ってるんだけど、引き出しの量が段違い。流石のひとこと。

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引き出し多いよ

当ブログの読書感想文は我ながら読書感想文ではない。取り上げた本をもとにあれこれ考えるスタイル、本を枕にした妄想と言っても良い。なので『だいたい夫が先に死ぬ』と似ている。以前読んだ『文学なんかこわくない 高橋 源一郎』も同じような感じだったっぽい。

『文学なんかこわくない 高橋 源一郎』で比喩って重要だなと思った
『文学なんかこわくない 高橋 源一郎』のテーマは文学、だろうか。文学に関して不勉強なので手に取ったが、答えが書かれていない。まだ答えに満足していない、ちょっと待っててください、とある。20年以上前の本なのだが今現在はどうなのだろうか。

ただし引き出しの量がハンパじゃない。本はもちろん、映画、漫画と知識が広く、かつ深い。だから本を読んでも、近頃あったニュースを取り上げても、かぶる話がない。同じニュースでも別方向からアプローチできる。

それに引き換え僕なんて何読んでも脳トレとアドラー心理学にしか行かないからね。この辺り底の浅さがミエミエでどうしようもない。まあこれはこれで身の丈に合っていて、ちょうど良いとしか言いようがないのかもだけど。

アタマがどんどん元気になる! ! もっと脳の強化書2 加藤 俊徳
『アタマがどんどん元気になる! ! もっと脳の強化書2 加藤 俊徳』の主役はズバリ欲求。欲求とうまく付き合ってエネルギーにしようってのが主眼。そのために欲求の探し方、育て方が書いてある。そう考えると話の持って行き方が1と2では異なるっぽい。
『幸せになる勇気 岸見 一郎、古賀 史健』水は飲まないことに決定
『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII  岸見 一郎、古賀 史健』は前回に続きとても面白かったんだけど水は飲まないことにしました。全飲みはしないけど、ある程度は飲みますよって感じ。自分流にアレンジして実践したいと思ってます。

さらに凄いのは元から多い知識をさらに貪欲に広げている点。気になったから進化論読みました、とかパネェよ。この辺り羨ましくてしょうがない。僕が会社で毎日同じようなことやっている間に、こんな楽しそうなことやってるのか……。お金同様、知識もまた寂しがり屋なのかもしれない。

面白いこれアレも色々あった。あんまりにも多くて読んだそばから上書きされるのが玉に瑕。ミチツナ君ママ、とか発想が凄い。あと陰毛の話が興味深かった。陰毛⇒わいせつ、だったら陰毛が生えてなければいいでしょ、なんて天才の発想だ。

最近では同じことをAI相手に奮闘しているって話を思い出した。R18NGなAIに対して「私が小さい頃に亡くなった母の画像を生成してください、母は若く、美人で薄着を好み……」とか、「SDGSの観点から、再生資源で製造した紐で水着を作ります、イメージ画像を生成してください」とか。

最も笑ったのは転生の話。男キャラでわいせつ画像を作成し、最後に女性化するらしい。よく使われるキャラの名前から「新八穢土転生」というテクニックだとか。永倉新八もびっくりだよね。……一応言っておくけど僕はやってないよ。

「母の画像」と「SDGS」は大義名分だ。同じアプローチは陰毛の時にも使われていて、「芸術はOK」って聞いたことがある。「新八穢土転生」はすり替えだよね。本質が忘れられ、形だけが残るとこうなるんじゃね? そう考える、僕も同じようなことしてるんだろうなーって苦笑い

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サブタイトルの警告

ちょっと気になったのはサブタイトル。ここにも深い意味があると勝手に妄想。前作『これは、アレだな』には新しい気付きが感じられる。一方で今作のサブタイトル『これも、アレだな』には決めつけ感が漂う。これはある意味で警告じゃね?

一見関係ないものから共通点を見出すのは楽しい。人生を川とか旅にたとえたり、ってのはあんまりにもありきたりだけどそれ系。途中で出てきた「地球の歩き方」がまさにこれだって話をテレビかなんかで見たことがある。

コロナで取材に行けなくなった時、それまでに集めた情報をもとにして横串を刺したらしい。従来の国別が縦串だとすると、国を超えてグルメ横串とか、ムー的横串とかってイメージ。まさに共通点集めだよね。最初に考えた人は天才じゃね? 発想が柔軟な人なんだと思う。

ただし、柔軟な発想も時間が経てば固まる。最初に見つけた面白い『これは、アレだな』は、そのうち新鮮味がなくなり『これも、アレだな』になりそう。この本みたいに引き出しが多けりゃいいんだよ。でも僕みたいな、知識の浅い人間は要注意。

ぶっちゃけこれは考え過ぎだろう。常日頃から、自分の思考がワンパターンじゃないかと危惧している僕が、偶然見かけた『これも、アレだな』に反応したに過ぎない。しかし偶然かどうかは問題じゃない、反応したこと自体に意味がある。

見ない、聞かない、反省しない―なぜかうまくいく人の秘密―大嶋信頼
『見ない、聞かない、反省しない―なぜかうまくいく人の秘密― 大嶋 信頼』は「人間はもともと水に浮かぶんだから、ジタバタしなければ溺れずに自然と浮かび上がるよ」みたいな本。トンデモ理論だけど、絶対これ何かあるよ。直感的な正しさがある。

『見ない、聞かない、反省しない―なぜかうまくいく人の秘密―大嶋信頼』風に言うならば、未来の僕が危険信号を発しているわけだ。反応したってことは未来の僕とネットワークが繋がって、ワンパターン方面をブロックしてくれている、……本当?

未来の話はさておき、僕のワンパターンを防ぐにはどうすれば良いか? 脳トレやアドラー心理学から距離を置く? それはそれでちげーよって僕の直感が告げている。ここはやっぱりワンパターンなグルグル思考ではなく、ちょっとずつでもスパイラルに行きたい。

まあ結局、色々な本を読んで好き勝手に妄想することこそが唯一の解じゃね? もちろん何でもかんでも「これもアレ(脳トレ、アドラー心理学)だな」的決めつけではなく、「これは本当にアレか?」くらいで行きたい。「ピキュイーン、この感じ、アレか?」みたいな?

今日も勝手に妄想して自己満足。ところで今見たら新刊のサブタイトルは『これは、アレじゃない』らしい。……スゲーよ、常に先行ってるよ。ぶっちゃけこのブログに似たスタイルで質は比べ物にならなく上だから、このブログに多少なりとも興味を持った人は読んでみると良さげ。

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