*「晴耕雨読その他いろいろ」(2022/9/7)投稿記事の修正転載です
「発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術 借金玉」って人類の歴史そのものじゃね?(2022/9/7)
努力してもなかなか結果が出づらい。だったら道具や環境に頼ろう。っていう感じの本ですよ。それってつまり長い時間をかけて人類がやってきたことじゃね?
ご先祖様も頼ってた
正直、努力よりも道具、環境、とか言われると反発をおぼえる。息子を見てると納得なんだけどそれは特殊な例であって定型発達は違う。人間は努力こそが大切。とか思ってたんだけどよくよく考えたら人間は昔から道具とか環境にガンガン頼ってる。
空を自由に飛びたいな。ハイ! ヘリコプター! ってことだよね。努力したって人間は空を飛べない。ひょっとしたら何千万年とかのオーダーで進化と突然変異を重ねれば空を飛べるようになるのかもしれない。でもそういうことじゃないよね。
だから道具に頼る。環境も重要だ。恐竜が地球上の覇者だったころ、哺乳類は夜行性だったんじゃなかったっけ? 危険な昼間に動き回るんじゃなくて安全な夜活動する。理にかなってる。じゃあ彼らが努力していなかったか、っていうとYESでありNOだ。
空を飛べるように進化した生物はとんでもなく長い年月をかけている。その過程では絶滅した種も多いだろう。過酷な生存競争を勝ち抜いたわけだ。これを努力と言わずして何を努力と言うか。哺乳類もそうだよね。たまたま恐竜が絶滅したから今でこそデカいツラしてるけど昔は大変だった。
まさに命がけ。とんでもない苦労人だ。いっぽうで進化に対して努力していたわけではない、と考えることもできる。鳥の祖先が飛ぶ練習をしたり飛べる方向に進化を選べたわけではない。哺乳類が戦略的に恐竜の絶滅を待ち夜行性になったわけではない。
彼らは必死に生きてはいたが、明確な道筋を描けてはいなかったし、取捨選択をしたわけでもない。言ってみれば当然のごとく努力して、その結果たまたま現在がある。
胸を張って頼るべき
こうやったらこうなる、を意識して&意図して行動できる種は少ないっぽい。カラスが車に木の実を踏ませるとか、チンパンジーのアリ釣りとか。人間はその代表選手であり道具を作り、環境を整え繁栄した。
だったら躊躇する必要はない。道具にも環境にも胸を張ってガンガン頼るべきだ。これはADHDに限ったことではない。定型発達も同じだ。努力の結果が出にくい⇒道具、環境に頼る、はあらゆる人間に有効に違いない。
……っていうか逆な気がしてきた。努力の結果うんぬんの前に、事前に道具や環境に頼れないかどうか綿密に計画を立てるべきなのかも。もちろん可能なら、の話だけど。今のやり方で上手くいってるからいいじゃん、に対して新しい方法で大成功する、なんて話はまさに好例な気がする。
わりとこうやって人間は繁栄してきたし。このあたりが人間の本領発揮かも。因果関係を予測して自分の思い描いた方向に近づくよう適した道具を使い環境を整える。……ああ、できたらいいだろうなぁ。
さらに言えばアレだ。ご先祖様の進化同様、努力は前提なのかも。進化だけでは飽き足らずに人間は道具と環境に頼った。でもそこにもやっぱり努力はあった。だとすれば努力よりも道具と環境、ではなく道具と環境に頼ったうえでの努力じゃね? どの程度努力するかは本人の好き好きだとしても。
少なくともADHDの人間は努力家だ。普通に過ごすだけで超努力している。息子なんて足し算引き算に指を使うのに三桁四桁の割り算するんだから頭が下がる。僕だったら絶対挫折する。
もともとは息子の今後の参考にと購入。もちろんその点でも勉強になったが、じゃあ自分はどうか、人間一般はどうだろう、と果てしなく色々考えさせられる本でした。
↓変な事に意地を張らないで気楽に過ごしたい。

↓環境も良いけど頼り過ぎると梯子外される。

↓一体感もまた環境みたいなもんだよね。



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