*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/9/18)投稿記事の修正転載です
「天使はここに 朝比奈あすか」で世の中結構考えなくて良いのが罠だと思った(2017/9/18)
ストーリーはブラックファミレス悲話、テーマは仕事に対するスタイル、だと思う。主人公がとんでもなく純朴。今時朝ドラ主人公だってもうちょっと計算高いだろう、ってくらい純朴。なので昔の朝ドラっぽく感じる。
最近の朝ドラ主人公は結構能天気で頑張り屋、めげないでーす、って感じ、昔のはジッと黙って耐え忍ぶ、って感じ。その雰囲気がある。ブラック企業においてこのタイプは格好の餌食となる。無茶ぶりしても文句言わないで仕事するんだから立派な社畜に育つ。
仕事のできる人のところに仕事が集まる、ってのは世の常なのだろうか、ある程度はしょうがない気もする。でもブラック企業ではその差が激しいようだ。
ブラックだから皆不満を持っていてそれが全部弱いところに集まる。キチンと仕事が割り振られれば良いのだが上司が面倒くさがって弱い方へ、文句を言わない方へ仕事を回すのでとんでもないことになる。
主人公は多少の不満があっても与えられた仕事を黙々とこなす。上司を含め周りは楽な方に流れたりあるいは頑張ったり。おそらくその辺りの配分がそれぞれの仕事のスタイルであり、それって結構人生に対するスタイルになってたりするのでは。
目の前の問題に取り組むのかより効率の良い別の方法を探るか。楽をしたいのは本能みたいなもんだからなるべくなら効率の良い方法を探りたい。しかしそれで他人に迷惑をかけたり一向に進歩がなかったり、では困る。
かと言ってあまり考えずにただ問題に取り組むだけだと単なる時間の無駄になることもある。その配分がつくづく難しい。主人公は頑張り屋で好感が持てるがもうちょっと色々考えるべきじゃね? って思う。今の仕事が好きだから自分は一生このままでOK! ってことがあるかもしれない。
でもそれって死ぬまでそうなのだろうか。俺は結婚なんてしない! 今の生活に満足しているし誰にも迷惑かけずに生きていける! って若い頃思ったが年を取ったら後悔してる人も多いんじゃない?
体力衰えるし寂しくなったりもする。
主人公は何とかなる予感もするが何ともならない場合もあるのでは。何てこと言いつつ僕にも身に覚えがある。世の中結構考えなくて進んで良くて、かと思うと突然考えなければならない時が来たりするから恐ろしい。
例えば小学校、中学校、高校と進んでここら辺までは特に考えなくて良い。偏差値とか距離とかでだいたい決まる。これ以降結構細かく分かれていて自分で色々考えなきゃならないが、周りには似たような境遇の人間がいて情報が集まってきたり真面目に考えなきゃならないなぁと自覚させられたりする。
で、進んだ先にはやっぱり似たような境遇の人間がいて何かを考えなきゃならない時には結構皆でワイワイ悩んだりするのだ。ということで大学に進むときには高校の同級生と、就職の時には大学の同級生と、会社に入って色々選択するときは会社の同期とやっぱり皆で進んで行けるのだ。
恐ろしいのはそういう連れ合いがいない時だ。自分の意思で特殊な方向に進みたい、あるいはアクシデントでやむを得なく、周りと別の道を進もうとした時途端に考えなければならないことが多くなる。
それまで皆と一緒に進んできてあんまり深く考えなくても済んだ人間こそとんでもない見落としをしそうだ。そういう時にアドバイスをできるのはやっぱり大先輩である親な気がする。
この話の主人公はそういう立場の人間がいなかったので大変な境遇にあっているのでは。そう考えると親の立場って重要だ。ということで今回も色々と変なことを考えてしまう良い本でした。ファミレス好きな人におススメ。
↓一体感も考え物。……べ、べつに友達いないから言ってるんじゃないんだからね!

↓身近にいないんだけど隠れてるだけなのかね?

↓やっぱり計画見直しが重要っぽい。


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