『三島由紀夫レター教室 三島 由紀夫』の山トビ夫みたいになりたい

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2018/9/28)投稿記事の修正転載です

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「三島由紀夫レター教室 三島 由紀夫」の山トビ夫みたいな人間になりたい(2018/9/28)

ストーリーが手紙のやり取りでテーマが‥、一応思い遣りだろうか。名作シリーズ、ではないのだよ。元々文学作品をほとんど読まない僕の本棚の中にも文豪の本がわずかにある。それが三島由紀夫のレター教室と不道徳教育講座。

物凄く堅い本を書く人らしい、と何かで読んで無縁だと思っていた。でも不道徳教養講座を面白く読んでその勢いで買った本。そろそろ真面目な方も読まなければ、と思っているのだが古本屋でも三島由紀夫は中々高価。

字の下手な僕にとって手紙だなんてのは最も苦手なものだ。メールがあってホント良かった。と、つくづく思うのだがそういうことじゃなくて、相手を想って書きなさい、っていうことでしょう。それはメールでも同じ。

相手を想って、となると何だか堅そうな面白味のないものになってしまいそうだがそこに自分と相手の好みが入る。だから堅いのが好きな人同士の手紙のやり取りは堅く、いい加減なのが好きな人同士の手紙のやり取りはいい加減に。そこら辺の感覚が相手を想い遣って、だろう。

この本の登場人物のようにユーモアに富んでいて一癖も二癖もある人間同士の手紙の遣り取りは当然の如くこんがらがった面白いものになる。なるほど納得。それは手紙やメールに限ったものではなく、日常の言動でも気を付けるべき事。

そうは言っても日常のアレコレで言葉や行動を選ぶのは難しい。難しいからやらない、いいや、ではなく、難しいからこそ練習が必要。時間をかけて丁寧に。それには手紙が向いているのだろう。となれば手紙と思い遣りは正のフィードバックがかかりそう。

手紙を書くと思い遣りが発達するのか思い遣りがあるから手紙を書くのか、相性の良い、相乗効果がありそう。そう考えると手紙は重要だ。世の中には三種類の仕事があると思っている。力を使う仕事、頭を使う仕事、気を遣う仕事。これらの組み合わせなわけだが、力<頭<気の順に重用される。

当然給料も高くなり引く手数多。子供に、勉強しろ!と言うよりも手紙を書け!と言う方が将来有望に育つのでは。難を言えば試験や面接で気を遣う能力の高さは測りにくく、付き合ってみないとわからない事か。

もちろん仕事だけじゃなく友達、恋人、その他なんでもかんでも気を遣う能力は重要だ。あ、気を遣い過ぎるのも危険だけどね。さじ加減を知る上でも練習しなければ。

マニュアル通りではないちゃんとした意味での思い遣りにその人の個性が乗れば人生バラ色。よし、僕も通り一遍ではない個性ある思いやりを持とう、とそう思う話でした。言うまでもなくストーリーも言い回しも最高。

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↓これまた逆説的で面白い。

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