*「晴耕雨読その他いろいろ」(2022/3/25)投稿記事の修正転載です
「伊豆の踊子 川端 康成」って空気読み過ぎだよね(2022/3/25)
ストーリーがいろいろでテーマが「これで良かったんだ……」。芥川賞作家やら直木賞作家に言いたいこと言ってるわけだから、当然ノーベル賞作家にたいしても生意気なこと言いますよ。
空気読み過ぎ
短編集を買ったので有名な表題作以外にもいろいろ入ってます。共通項は空気読み過ぎ、でしょうか。ラブコメなんかでよくあるすれ違いパターンみたいじゃね? 恋人が遠くに行ってしまうのに、想いを伝えられない主人公。
そこに友達がやって来る。「いいのか? アイツ行っちまうぞ?」、「……でもオレなんか」、「いいから行け! 今なら間に合う!」、主人公は空港へダッシュ! このパターンの友達がやって来ないバージョン。
もしくは友達視点バージョン。「これで良かったんだ……」って泣く友達の話みたい。
空気読みは日本の美か?
川端康成といえば日本の美。空気読みもそのひとつ? べつに欧米人が空気読まないとは言わない。空気読むアメリカ人もいると思う。だけどあの人たち基本ガチだから。空気読んで遠慮してたら攻め滅ぼされるから。
その昔国語の授業で習った。日本人はやたら自分から謝るらしい。これって珍しい習性だそうで、その他はイヌイットとかあんまり征服されたことのない民族に多いとか。ということで外国から見れば空気を読んでいさぎよく引いたり、誰かに譲ったりってのは、変な話なのかもしれない。
さらに言うとこれで終わりじゃない。その後のゴタゴタの火種にもなったりもするから、小説的には面白い展開だ。
果たしてそれでいいのか?
なんだけど、本当にそれでいいの? いや、お話的には面白いからいいけど、自分だったら困る。やらないで後悔するよりならやって後悔したい。空気読まなくていい気がする。この手のことは結局バランスだ。空気読まなすぎだと角が立つ。空気読み過ぎだと窮屈。……あれ? 草枕みたい?
ともかくバランスが大事だと思う。少なくともひとつくらいは空気読まずに自己中になる物事があっても良くね? それがしっかりしてないとゆですぎパスタみたいになる。芯が通っていない。この本に出てくる人たちは、その判断を誤ったのだと思う。
だからこそ「これで良かったんだ……」って言い訳しながら泣いている。そうならないようにしたい。……したいけど難しいんだろうね。わかっちゃいるけどやめられない。とても人間らしいと思います。面白くて妄想を掻き立てられるとても良い本でした。
↓実際タイムスリップしたら空気なんて読んでらんない。

↓仕事と結婚が似てるなら、出会いもまた似てる?

↓無駄な努力、年寄りの冷や水なんて空気は読まない。


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