*「晴耕雨読その他いろいろ」(2018/5/18)投稿記事の修正転載です
「幕末ダウンタウン 吉森 大祐」は度胸が凄いなぁと思った(2018/5/18)
ストーリーは幕末お笑い物でテーマは自分のしたい事すべき事。僕がこの間落選した小説現代新人賞の去年の受賞作ですよ。え? 応募する前に読むべきじゃね? って気もしないではないが。図書館に行ったらたまたま目に付いた。
タイトルといい登場人物の名前といい、さらには随所に出てくるどこかで聞いたようなセリフ回しといい、ふざけすぎでは‥、と読んでる方が不安になってくる。原稿用紙250枚~500枚だよ。とんでもなく大変なんだよ。50枚くらいなら冒険もできそうだがここまで枚数が多いと慎重になるだろう。
なのにここまで思い切ったスタイル。しかもふざけなくても成り立つ話だ。それだけでも十分良い話だと思う。大人しい話にしようと思えばいくらでもできただろう。なのに敢えて冒険している。一般的に考えたら、選考委員に怒られるかも―、なんて躊躇するレベルだと思う。でも最後まで貫いている。
その度胸が凄い。選考する方も凄くね? 真面目な人なら相方の名前出てきた所で読むの辞めそうだが最後まできっちり読んで評価して選んでるんだよ。大したもんだ。人によって感じ方は様々だろうがかなりのふざけっぷりだと思う。でも内容はしっかりしている。書く方も選考する方も凄い。
自分のしたい事って大事だよねー。でもすべき事ってのもある。すべき事はよく分からなくて後になってアレだったかも、程度にぼんやりと思うくらいだ。それだって正解かどうか不明。だから無い知恵絞ってアレコレ考える。さらにすべき事は大抵の場合大変だったり面倒くさかったりする。
したい事にはいくつかの段階がありそうだ。1次したい事はパッと考えた結果。2次、3次とブラッシュアップされ最終的にしたい事とすべき事が一致するのが理想かと。
例えばテスト前には1次したい事が「遊ぶ」でもすべき事は「勉強する」だ。イヤイヤ「勉強する」、ってのはしたい事とは程遠くて苦痛なので騙し騙しでも何とかその気になるようアレコレ手を打つわけだ。
良い点を取ることを励みとしたり勉強後に遊べるとかご褒美を考えたり。運が良ければ自分自身が本当に騙されてくる。色々試した結果、何次目かのしたい事が「勉強する」になってくれればしめたものだ。
この本の作者がどうだったのかは分からない。冒険したかったのか大人しくしたかったのか。いずれにしろ考えた結果このスタイルを貫いて結果を出したわけだ。それってすべき事だったって事じゃね? 普通に面白かったし大変勉強になりました。
↓どんな分野でも才能と努力は難しい。

↓この本は確かしっかり購入したんだと思った。

↓この本も高かったけど、ケチな僕にしては頑張って買った。


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