『掟上今日子の備忘録 西尾 維新』は正統派今どきミステリー小説

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2019/2/22)投稿記事の修正転載です

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「掟上今日子の備忘録 西尾 維新」は正統派今どきミステリー小説(2019/2/22)

ストーリーが忘却探偵でテーマが特になし。ミステリー小説の勉強をしようと思う。しかし僕の頭の中のミステリー小説は何といってもシャーロックホームズ。そこまで昔の作品ではないとして最近ので印象的なのは?というと森博嗣だったりする。もうずいぶん昔の話だ。

密室や完全犯罪から離れられない。そんな古い考えを一新するため今どきのミステリーを借りてきた。最近ドラマもやってたしこれならハズレ無し、そう思ったら予感的中だった。

Aメロ、Bメロ、サビ。歌謡曲はそんな調子だと何かで見たがある時違和感を覚えた。最近の曲は昔に比べてサビが多いような。Aサビ、Bサビ、Cサビ、みたいな。曲の中で最も盛り上がる部分をサビと言うなら、明らかに僕の違和感はおかしい。

でもなんか昔に比べて耳に残りやすい。いわゆるキャッチーな曲が多い、気がする。でもってそれは多分音楽だけではない。ファッションもお笑いもそうだ。印象に残りやすいのは素晴らしい。じゃあ、代わりに何か失ってるの? 何も失ってないなら凄いことだ。

お笑いなんかをみると失ったのは寿命な気もする。最近の使い捨て感は凄い。でも必ずしも印象に残る=寿命短い、じゃない。何だろうね。

この本の凄い所はともかく印象に残る、ってこと。まず主人公の特性がとんでもない。これだけで1キャッチ。探偵が美人。2キャッチ。忘却探偵で10キャッチくらい追加。小気味よい文章やら会話が続きこの調子で沢山キャッチする。

つまり最近の音楽的に一度読んだら、それどころかちょっと見ただけでずっと印象に残る、とてもキャッチーな小説だ。

じゃあミステリー要素は?っていうと結構そこはどうでも良いのでは。僕だって昔は、犯人は誰だ? みたいな調子で読んだが最近全然やってない。そりゃあ、目の覚めるトリックとかあれば大歓迎だが、どうもストーリーのほうが気になって。

それに大抵のトリックはすでに誰かがやってる。頑張って考えて、10年前に誰々が同人誌でやってる、とか言われたらやる気無くすだろう。そんなの調べてられないし。

そもそも有名な古典的トリックを持ってきて、それを違和感なくストーリーに組み込んで楽しめるならそれはそれで良いんじゃね?って気がする。あんまりにも独創的なのを核心に使うと興ざめだが。

そして何より恐ろしいのがどんなに素晴らしいトリックでも読んでもらわないとダメってこと。つまりキャッチーじゃなきゃいけない。地方予選大会みたいなもんでそれに勝たないと甲子園に行けない。

ミステリーだけじゃないんだろうね。映画、テレビ、ネット色々ある。それらとの戦いに勝つためには予選が必要なわけだ。この本は明らかに予選を勝ち抜いてる。

そして僕は恐ろしい可能性に気が付いた。ひょっとしてテーマって必要ないんじゃね? ていうかあったらダメなんじゃね? あったとしても目立たないよう、秘密の同志に送る暗号みたいな感じにしなきゃダメなんじゃね? 大変勉強になりました。

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このブログについて2026年7月|まさかの残業で予定狂いまくり
まずは今月、最後のストック小説でAIイラスト挿絵を頑張る。終わったら来月からはAI小説を暗中模索して、慣れたら挿絵付きラノベを目指す。ぶっちゃけAI小説を月イチなんて楽勝じゃね?問題はクオリティなのですよ。……僕の最も苦手とするところです。

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