『100%集中法 藤野 敬介』がパブロフの犬|スイッチ見付けたい

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2022/11/2)投稿記事の修正転載です

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「100%集中法 藤野 敬介」がパブロフの犬(2022/11/2)

ええー、怪しげなタイトルだなぁ、本当にこんなの借りちゃっていいの?と思いながら借りた。開けてびっくり、自己暗示とか書いてある。想像よりもずっと怪しくて(多分)有用な世界へようこそ、でした。

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パブロフの犬

三つの点で面白いと思った。まずは内容。気持ちいいなぁと思う快感覚と集中を強く結びつけて固定化させよう、ってのがポイントと見た。これってつまりパブロフの犬じゃね? ベルを鳴らせば犬がよだれを垂らすように、集中すれば気持ちいいという関連性を自分の中に作る。スイッチってことかな?

ベルとよだれは本来関係ない。だけど人間にとって集中と心地良さは本来関係あるっぽい。脳内物質でそうなってるとか。だとすればパブロフの犬よりもずっとずっと固定化は容易だろう。じゃあ、どうして現実的にはそうなってないことが多いか。

そりゃそうだ。周りには誘惑が多い。集中して仕事するより休憩に行きたい。集中して勉強するよりスマホ見てたい。人間は弱いから簡単に流される。これに打ち勝つには強い意志が必要、ってのが一般的考えだと思う。

しかしこの本では根性論に頼らずもともとある関連性を利用して強固にしていこうってのが気に入った。おそらく行きつくところは同じだと思う。根性で頑張っても、そのうちランナーズハイが訪れる。なんだけどそこまで行ける人間はほんの一握り。

だったらエクササイズでもって固定化しちゃえ、ってことじゃね? 一度流れに乗って正のフィードバックとか正のスパイラル的な状態を作り出せればしめたもの。より関連性が強くなってウハウハ、βエンドルフィンはドバドバだろう。

ということでさっそく試してますよ。効果を気にするな、とのことなので気にしてないけどなかなか良い気がする。しばらく試してみますよ。

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ハードボイルドワンダーランド

二番目の面白さはスイッチの話。これって『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』みたい。あの小説で、自分の中にある回路をスイッチ切り替え可能にして、っていう設定を読んだとき、現実離れしたスゴイこと考えるなぁと思った。

でもこの本では似たようなことをしている。本来ON/OFFしかないスイッチにニュートラルを追加して、って部分。ヤベーよコレ。リアルでワンダーランドじゃん。

計算士は憧れるけど怖い。っていうか日常生活に役立ちそうにないし。それにたいしてニュートラルエクササイズは純粋に身につけたい。だってニュートラルになれればフローとか、あわよくばゾーンとかそんな状態につながるんでしょ? すごくね?

面白ポイント三つめは超個人的。僕が書いたラノベに似てる、って点。ここ数年書いてるのは憑依魔法と被・憑依魔法が出て来てついには変身する、って話だ。ファンタジーだから荒唐無稽なんだけど顕在意識と潜在意識の関係に似ている気がしてならない。

顕在意識と潜在意識を融合させればとんでもないことになる。っていうかそれこそがゾーン? なんてことを考えて自分の考えた話と共通する点を勝手に妄想して面白かった。世の中には三種類の人間がいる。数を数えられる人間と、数えられない人間だ。ということで書いてたら四個目を思い出した。

ドーパミンが出てくるんだけどやっぱりADHDが気になるよね。この手法ってADHDの療育に応用できない? 金持ちだったら相談しに行きたいレベル。とりあえず息子はエクササイズとか超苦手だから試さないけど、いつか検討してみたい。

自己暗示なんてヤベーよ、と思ったけど興味の尽きない面白本。人それぞれっぽいけど僕にはハマりました。

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