*「晴耕雨読その他いろいろ」(2018/3/2)投稿記事の修正転載です
「いい子は家で 青木 淳悟」は明らかに上級者向け(2018/3/2)
ストーリーは一見普通の家族ものでテーマは普通の家族の異様さ、だろうか。どんなジャンルにでも上級者向け、というのがある。初級者が手を出しても面白さがわからず、しかし違いの分かる上級者にはたまらなく面白い、というもの。
お酒ならウイスキー、僕にはゴムの味に感じられる。音楽だと抽象的現代物、え? 不協和音じゃね? その他色々。噛めば噛むほど味が出るスルメみたいなものなのだろう。でも噛んで出てきた味が気に入るとは限らないしそもそも味が出てくるかは人による。
この本の良さは残念ながら僕には分からなかった。どうやら何とかって外国の作家を思わせる雰囲気があるとかで一般的な評価は低くない。だから上級者向けなのかと。僕はあまり本を読まないのでそういうのが分からない。我ながらここが問題だと思う。視野が狭い、っていうの?
この間読んだ本は小説みたいなエッセイだったがこの本は逆。エッセイみたいな小説だ。だからと言って分かりませんでした、フヒヒ、サーセン、とはいかない。難解な上級者向けだろうが何だろうが、そこから何か感じ取ってあーでもないこーでもないと考えるのが屁理屈野郎の意地ってもんだ!
とうことで僕が気になったのは普通の家族の異様さ。自分が変だって気が付かない、その最たるものが家族の常識では。でもって範囲は狭いが文化と言えないこともないのでますます人間臭くて面白い。何でそうなったか?に関してもしっかりした経緯と理由がある。
それが複数人の平均みたいなぼやけた理由ではなくはっきりしていて物語がある。例えば我が家にはホワイトボードがある。1つでも大きめサイズのを4つ並べて。そこに今月のスケジュールとか今日はこれをするとか書いてある。これって見る人が見たら異様だ、管理されてるみたいで嫌だ、と思うだろう。
でもちゃんと理由があって多動症の子供は次に何をするかあらかじめ計画を伝えておいた方が良い、というアドバイスに基づいている。この状態に至るまでには色々あったし今後変わっていく可能性だってある。
そこにはそれぞれエピソードがある。子供達が大きくなった時、普通の家にはあんなにでっかいホワイトボードはない、スケジュール管理とかしない、と知った時どう思うだろう。でもまあ少なくとも今の僕はこのやり方が良いと思っている。
こんな調子で当たり前、変わっているけどこれが良い、と思っているけど傍から見たら異様で理解に苦しむ、そんな事が家族の常識にはあるのでは。何しろ小さい時は何の疑問も感じず親の言う事を当たり前だと受け入れるし、大きくなっても他の家族の常識に触れることは稀だ。
多分結婚するあたりになって色々と噴出するのでは。変わってる、位ならまだしもマジ有り得ない、だとどうだろうか。一見普通に見えるご近所にもそういう事が潜んでいるかもしれない、っていうか自分にもあるんじゃね? そんな不気味な事を考えてしまう本でした。上級者におススメ。
↓エゴだよ、それは!

↓昔は苗字を思い出したらすぐに名前も出てきた。今では全部出てきても不安でしょうがない。

↓AI聞き書きの真価はやっぱりおしゃべりAIになってからだよね。


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