どうも、僕です
テーマが乗り甲斐でストーリーが太宰治リスペクト、キャラクターが僕。……これ僕じゃん! って人多そう。自分を監視して、勝手に小説化したな! なんて言い出す人が現れないことを切に願うレベルで心当たりアリアリ。

ありがち妄想
太宰治についてはそうでもない。あんな風にお調子者っぽく振舞ったり、わざと間違えてみたりしたことはない。……小学校1年生の頃、テストで「動物のあかちゃん」という漢字に「青」と書いて一人でニヤニヤしてたら、時間無くなってそのまま提出ってのがあったけど。これは違うよね。

問題はその後だ。自分の失敗を取り繕うさまが完全に僕。ちょうどこの本を読んでいる時、FX自動売買が破綻しそうになった(今も破綻しそう)。これに対して僕は「お試しで最低レベルの金額しか入れてないから助かったわー、生活賭けてた人とか大変だわー」みたいに自分に言い聞かせた。
そりゃそうかもだけど、本当は痛いんだよ。3年弱かけて30万円⇒45万円位にしたのが20万円になる。原資から考えたら10万円の損失、最盛期からしたら25万円の損失だ。めっちゃ痛いのに、自分よりも大変な人を想像して一生懸命取り繕おうとする。我ながら哀れなオッサンだ。
もちろん妄想込みで僕。主人公は過去を振り返り、「上手く対応できた自分」を妄想する。さらには「上手く対応できた自分のその後」についてまで思いをはせる。……隠しカメラはどこかな? っていうかカメラでは妄想までわからないので、僕の脳内監視システムを疑いたくなってくる。
ニュースなんかに出てくる「自分は監視されている」、「考えていることを覗かれた」主張の人の気持ちがわからないでもない。しかしおそらくこれ自体は一般的な発想だ。でも恥ずかしくてあんまり言わないからレアであり、目の前に提示されるとドキッとするんじゃね?
その昔『ちびまる子ちゃん』で同じような記述を見たことがある。「今度こう言われたら、こう言い返してやろう」的な想像は時間の無駄、みたいな感じ。ホントそのとおりだと思う。でもって「こう言い返した自分」、「こう言い返した後の自分」に妄想が広がるのはもっと無駄。
そうならないためにはスパッと忘れる、さらには気になった時に行動する、だよね。脳トレ的にも後者をなるべく実践するようにしている。その結果として恥をかくことも多いけど、今日も余計な事を言って自己肯定感を高めてます。

同じアホなら
僕が監視されている話意外にも気になることがある。乗り甲斐についてだ。結論から言うと、こういうのは乗っといた方が良い。時と場合にもよるだろうけど、だいたいの場合は乗って正解。やめといた方が良いのは明確に損する場合くらい。
明確な損というのは、犯罪、投機、信頼毀損とかそういうの。僕の暗号資産は置いとくとしても、目に見えるダメージがあるやつ。もちろん人それぞれだろうけど。でも乗らない理由ってだいたい「カッコ悪いから」とか、「自分はそういうタイプじゃないから」とかそういうのじゃね?
これはつまり、高校で部活のみんながカレー食べて帰ろうぜって言って稲毛のカレー屋に行ったのに、「僕はそういうことしない」って言って参加しなかった僕だ。文化祭の後夜祭で、マイムマイムの輪に入らず即帰宅した僕だ。
こういうのはホントどうしようもない。カッコ悪いかどうか、タイプかどうかはやってから考えればいい。カレーもマイムマイムも明確な損につながらないのだから、まずは試してから判断しろよ、と高校生の頃の僕に言いたい。
ただそうは言っても、何を重視すべきかは人それぞれだから難しい。僕は会社に入った時に、子供の健康を願掛けしていてお酒を飲まなかった。そのせいでコミュニケーションに苦労した節があるけど、これは今でも正しかったと思っている。
だから今の僕が高校の僕に文句を言っても「これは絶対正しい!」と返されるのかもしれない。いくら僕自身の話だとしても外野がとやかく言うことじゃないよね。それにしたって数多くの後悔を経て、今の僕の気持ちは、同じアホなら踊らにゃソンソン、です。
ということで僕は乗るべきか否かで今日も揺れ動く。すなわちこの本『舞台』の主人公と同じ。やっぱりこの本は僕について書かれた本であり、著者は僕を監視しているんだよ! ……ニューヨークに行ったことないけど。
個人的に思うんだけど、どうせ影響を受けるなら『人間失格』よりも『トカトントン』の方が良くね? あれなら無害だし、と思ったんだけど今度は乗れなくなるのか。あるいは乗ったのに突然カエル化する。難しいなぁ。



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