*「晴耕雨読その他いろいろ」(2022/7/8)投稿記事の修正転載です
「走る家 唯野 未歩子」で世の中の変化が気になった(2022/7/8)
ストーリーが男女変則恋愛物語でテーマが変化。いつものようにテーマっていうよりは僕が気になった点、って意味で。男女の関係は変化していますよ。
どうしてこうなった?
人間は一夫一婦制が基本。なんだけど精神的にも肉体的にも不倫は昔から存在する。ただ、なんとなく昔はもうちょっと内緒話だった気がする。僕が子供で知らなかっただけかもだが隠しておきたい後ろめたさがあったような。
それってどんどん薄まってね? セフレって言葉をリアルで聞いたときには正直びっくりした。え? そんな世界本当にあったの? お話限定じゃないの? みたいで衝撃的だった。割り切った関係、なんて言葉は昔からあったよね。
でもそこには割り切れないものがあって割り切ったふりをしているような、なんとなく丸め込んだ雰囲気があった。セフレの響きはもっと軽い。あっけらかんとしている。友達で誤魔化しているのではなく、本当に友達だけど成り行きで、みたいな。
でもまあ、それも僕の空想かも。わりとそこら辺が厳格になったのは近代以降で、昔はすごかった、なんてことがありそうだ。そこで気になるのは、どうしてこうなった? だよね。
つがいである必要?
一夫一婦制を選んだのはご先祖様だ。ボスひとりのハーレム状態をやめ、つがいになるのを選んだのは子育てのしやすさのため、と聞いたことがある。メスが妊娠、子育てしているあいだにオスがエサを探してくる。自分たちの遺伝子を確実に残せるとても効率的な分業だ。
なんだけど世の中は変化している。昔々、平均寿命が三十代とかだったころはおそらく人間は死ぬまで子供を授かれた。今は無理でしょ。子育ての当事者でなくなった後の人生は半世紀とかそういうレベルで存在する。
エサを取ってくる、という点においても昔ほど男女差はなくね? 明確な体力勝負である採取狩猟生活、その後の農耕生活を経て、男より稼げる女性はいくらでもいる。さらに言えば共働きだって多いし。これなんて明らかにエサを取ってくる代わりに、って契約からズレてるよね。
そこまで考えると人間が一生つがいでいる必要は昔に比べて低いような気がする。べつに僕は不倫は文化だ派ではなく、婚姻関係を崩壊させて社会に混乱を呼ぼうとするわけでもない。なんだけど、臭いモノにフタをして考えないでいることは恐ろしい気がする。
結婚は死ぬまでの無期限契約だけど、そのうち期限が切られたりして。子供が成人するまでのあいだ、男が稼いできて女性が子育てに専念する専業主婦契約。三十年くらい? あるいは、子供が保育園に行けるまでの兼業主婦契約。三年程度の短期かな?
もちろん契約の期限が近付いたら当事者で話し合う。長期契約の場合には子供も話し合いに参加しそうでなんか怖いな。わりと現実にそうなってきてね? 大事なのは契約前によく話し合って必要事項を明確にすることだ。騙すのは無しですよ。
この本を読んでそんな調子で考えが発散した。昔ながらの男女のあり方にたいして、それってどうなんだろうね、って疑問がわき上がった。面白くて考えさせられる良い本でした。
↓今はそんな爺さんあんまりいないんだろうけど。

↓知らない一面が怖くて面白い。

↓ドタバタは見るの好きだけど、巻き込まれたくはないよね。


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