『それ行け!トシコさん 群 ようこ』は女性の苦難がテンコ盛り

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/10/5)投稿記事の修正転載です

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「それ行け!トシコさん 群ようこ」は女性の苦難がテンコ盛りだが明るいのが凄い(2017/10/5)

ストーリーが女性の苦難テンコ盛りでテーマが‥、何だろうか。色々あるけど明るく過ごせば何とかなる、って感じだろうか。まずは結婚から始まる。主人公は美人だが高望みし過ぎて婚期を逃した感がある。成り行き任せ的な結婚、嫁姑問題、介護、子育て、と続く。

姑は新興宗教に入れ込んでて、体格の良い義理の父親の介護が大変で、娘が反抗期になって、しかも旦那は頼りにならない。ここまで色々あると暗い話になりそうだが主人公が負けず嫌いで明るい。なので全体的に明るい話なのだ。

お話だから、ってのもあるがそれでもこれはやっぱり主人公の性格によるものが大きいのでは。幸せでもアラを探して不幸だと嘆くか、不運でも楽しみを見つけて愉快に過ごすか、人それぞれだが後者のほうが得だろう。

なんてことを考えたのだが実はこの話の主人公はどちらでもない。ともかく負けず嫌いなのだ。負けず嫌いで頑張って状況を変える、耐えて何とかする、ってのはできれば良いのだがなかなか難しい。この話では何とかなったっぽいが上手く行かなければうつ病だろう。

正攻法で頑張って何とかするのは基本だけど古風であり、選択肢が少なかった時代の話に思える。現実でこの状況に陥ったら離婚を考えた方が良いのでは。

一方で正攻法しかない分野もある。この話だと子育てがそれで、これはもう頑張って何とかするしかない。中学生の子供が言う事を聞かないから面倒見ない、ってのは余程のことがない限りおかしい。

その線引きをドコでするかはわからない。おそらく優先順位の問題であり昔は家を優先するのが当然だったが今は子供や自分を優先する、っていう価値観の変化が関係してそう。

そう言う意味で主人公は古風だ。実の息子である夫が無関心な中、どう考えても厄介な義理の両親の
面倒を律儀に見るところとか。主人公の性格が明るく、文体も明るいのが救いだが、状況だけ考えるとともかく大変。

逆に言えばここまで深刻な話をここまで明るい話にできるのが凄い。普通の明るい話では取り扱われない状況だと思う。明るい話好きの人におススメ。

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