『煩悩の子 大道 珠貴』で自分はどうだったっけ?って思った

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2022/8/5)投稿記事の修正転載です

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「煩悩の子 大道 珠貴」で自分はどうだったっけ?って思った

ストーリーが煩悩小学生でテーマが煩悩。煩悩、っていってもわりと高尚な感じ。大人になると忘れがちな鋭い子供の話。

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大人は子供を甘く見ている

基本、大人は子供を甘く見る。そりゃそうだ。まだ色々と成熟前で記憶を探っても子供のころのほうがいたらない部分が多かったし。でもってすっかり忘れている。自分だって子供のころに大人を軽んじている部分がたしかにあったことを。

なんでこんなアホなことするの? 理不尽なこと言えるの? 逆ギレして抑え付けるの? 簡単な攻略法にコロっと騙されて機嫌が良くなるの? そのうちのいくつかは大人になって理由がわかった。

アホなことだとわかっていても消去法でそれが一番マシだったりする。理不尽な主張にもやむにやまれぬ事情があったりする。逆ギレも何も生意気な口調にマジギレ。しょうがないから騙されて機嫌がよくなったふりもする。時間が無限にあれば理解し合えるまで延々と話し合う。

でもそうじゃないでしょ? 大人だってまだ未完成。急いでいるときにごちゃごちゃ言われたら、そりゃ怒りたくもなる。ほんとはダメなんだけどろうけどね。

それにしたって世の中そっちが主流。親が子供に懇切丁寧に接しても、学校で先生や、ましてや友達が常に丁寧に接してくれるわけではない。社会に出て上司やら同僚やら全員がいいヤツとは限らない。っていうかそんなこと有り得ない。

だとすれば親が聖人君子でいるよりも人間臭く怒ったり泣いたりするほうが現実に近いってもんだ。……屁理屈? 屁理屈だろうが何だろうがともかく大人になってわかったことがある。まあ、しょうがないよねって感じで。

問題はそこじゃない。大人になっても納得がいかない部分。我ながら、これはちょっとないな、って思ってる部分だ。思い返してみると子供はけっこう敏感にそういう気配を感じ取っていた気がする。

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問題は対応じゃね?

失敗は誰にでもある。あんまり多いとアレだけど多少のミスは愛嬌だったりする。問題はその時の対応だ。あー、これはちょっとマズった、大人がそう思っているとき子供は見ないふりして見ている。その後どうするのか興味津々。

オレは悪くない、とか

悪いのは誰それだ、とか保身に走るのは最悪。ただただ逆ギレを繰り返すのも芸がない。冷静さを取り戻して自己分析し、非を認めるところは認めて譲らない所はけっして折れない、これが良さそうだ。

ただアレだ。どんなに立派な対応でも昨日と今日で方針が違うと困る。君子豹変す、だとしてもコロコロ変わると芯がない人間だとバレる。あとは相手を尊重することも大事そう。

たぶん子供のほうが発想が柔軟で常識に縛られない考え方ができる。正直何言ってるのかわからない不思議発言の中にも見習うべき発想があったりする。そういうのをくみ取り貪欲に役立てるのが重要な気がする。

僕なんかは親だから子供とは絶対関わり合いになる。あとは甥とか姪とか。子供が面白いってだけでもいいけどなるべくそこから多くを学びたい。できれば良い大人の見本を見せたいが、自分の好きなようにやっていれば嫌われても何でも多少は納得がいく。

好かれたくて無理して嫌われるよりずっとマシだ。……だんだん何を考えているのか我ながらわからなくなってきた。自分の子供の頃はどうだっけ? から子供への接し方に思考が発散。いろいろと考えさせられる良本でした。

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