『出版禁止 長江 俊和』は迫力ありすぎ叙述トリックが蛇足に思える

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/1/4)投稿記事の修正転載です

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『出版禁止 長江 俊和』は迫力ありすぎて叙述トリックが蛇足に感じるほど(2017/1/4)

久しぶりに読んだ本が人間臭くて好みだったが、こっちはまったく違う雰囲気で好み。多分何の先入観もなく読んだ方が面白い。なので気になった人はここから先読まない方が良い。

チキンなのでとりあえず感想を書く前にネットの書評を読む。で、良い!と書かれていれば問題点を頑張って探し、ダメだろ!とあれば良い点を探す。他人の意見にとらわれないようにはしているが天邪鬼なものでしょうがない。

この本はテレビで取り上げられたっぽくそれで評価されていたので読んだら面白くなかった、という意見が多数。しかし何にも考えず例によって適当に図書館で借りてきてまったく何の予備知識もなく読んだ僕には物凄く面白かった。というか迫力が凄い。

どうも面白くないと思った人たちはミステリー小説として読んだっぽい。確かにそう考えると違う。ラーメン屋に入ったのに中華料理出されたみたいな。こうなると中華料理がいくら美味しくてもやっぱり満足しないだろう。

では僕が何だと思って読んだか?というとルポルタージュなのか小説なのか判断が付かないまま読んでた。本当のところは敢えて調べてない。もちろんそのまま実話だとは思わないがモデルはあるに違いない、という迫力なのだ。

ルポルタージュだと思うとそうなるまでの経過がリアルで恐ろしい。あー、明らかにヤバい方向に進んでるなー、そっち行かないでー、となる。

扱っている題材は普遍的でとんでもなく深い。正直僕にはわからないがその立場になったらどうするか、何とも言えない大きな問題だ。ミステリー小説だと思うとこれらの経過が全て蛇足になってしまうのだ。そんなエピソードどうでも良いからトリックどこだよ!みたいな。

逆に僕にとってはトリックっぽい部分が余計。言葉遊び的叙述がでてくるがふーん、そう、となる。主人公と同じ状況なら僕は‥、等と考えているところに叙述トリックとかどうでも良い。

こう考えるとバランスが難しく読む側の好みと予備知識を選ぶのかも。僕にとってはちょうど良い辺りだけどちょっとトリックが余計、って感じ。でもミステリー小説と思っていたらまた評価が違っただろう。僕と似た趣味の人には絶対面白い。変わったものが好きな人におススメ。

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