「晴耕雨読その他いろいろ」2016/9/13投稿記事の修正転載です
親子で育てる「じぶん表現力」―毎日家庭で着実にできるトレーニングブック JAMネットワーク(2016/9/13)
・面白く、ためになる
・大人でも難しいが一緒にやって行こう、ってところが良い
・格差社会がますます広がる
わかっちゃいるんだけどー、感があるが自分の主張を明確に表すことは重要であり子供はもちろん僕もできない。何となく難しそうで考える間もなく拒否反応が出てしまうが、それをいくつかの項目、というか能力に分けて考えており具体的でわかりやすい。分析って大事だなぁ。
個々の能力に対するエピソードで構成されており、長く退屈な学術的見解が延々と続くって本ではないのでサクサク進めて読みやすい。書いてあることは机上の空論ではなく実体験であり、いい加減ではなくしっかりしている。接続詞遊び、とか具体的な例も出てくるし。
大抵の事は子供に比べて大人の方ができる。それも小さいうちは圧倒的に。勉強だって家事だって、日常の細々したことに至るまで親の方が上手だ。
スポーツとか習い事とか始めるとやったことない親は確実に劣ってしまうが、やったことないしー、で納得できるしさせられる。そういう特殊能力でない日常生活で重要な能力は大抵親の方が上手だ。
自分をうまく表現することは日常生活で重要だが子供も親も苦手である。そういう分野って中々ないのでは。これに対して子供にだけやらせるのではなく、一緒にやって行こう、というスタンスが良い。
親の方が圧倒的にできる分野、例えば小学校の勉強とかだとどうしても上から目線になってしまう。子供が何で分からないのか親も分からない。なのでついつい、どうしてわからないの!?等と声を荒げてしまう。
分かるように教えられないのは教える側の能力が低いから、とは思いつつも、これ以上要素を分解できないまでバラバラにし、一歩ずつ進んでなおつまづく、となればイライラもする。なので同じ目線でトレーニングできて日常生活でも重要な能力、となれば貴重だ。
子供の方でも新鮮だろう。特殊技能ではない分野で親と同レベルで学べる、だなんて中々ない。まあ本当に同レベルではないだろうが、学校の勉強よりは早い段階で同じレベルになるのでは。
それにしてもこんなトレーニングを子供の内からやってたらさぞかし賢い、しっかりした子になるだろう。欧米ではこんな教育を長い事続けていたので議論や交渉事が上手いのか、とも思い納得する反面疑問も出てくる。欧米人は全員こんなに賢いのか?
おそらく違う。欧米に詳しく、友人がたくさんいまーす!ってわけでもないのにこんなこと言うのも何だがきっと違う。多分欧米ではしっかりと教育を受けた賢い人間とそうでもない人間に分かれている。
逆に言えばしっかりと教育を受け、支配しなければならない人間と支配される人間、伝統的な貴族階級と平民階級みたいな。そしてこういうしっかりした教育は貴族階級のもの、あるいはそれを取り入れた向上心ある平民階級のものでは。
この考えの根拠が何となくアメリカ人はアホっぽいから、ってだけなのが我ながら情けないが、それでも日本も階級の分化が進み格差がますます広がるのは確かだろう。
まあ色々な格差があるだろうが、この本みたいなしっかりした本を読み、それを取り入れた家庭の子と、ああ、いいなー、とは思いつつも結局何かするわけでない、我が家のような家庭の子とではとてつもなく大きな差が出る。
しかもその差は今現在生じている貧富の差、等とは異なり、その子供に一生ついて回り、長い年月をかけてとてつもなく大きな差を生み出す。
おそらく単純な貧富の差だけではなく、日常の些細な問題を解決したり友達を作ったり、毎日楽しく過ごせるか、不満タラタラで過ごすか、という根本的な幸福についても格差を広げそうだ。でもってそれが正しいのだろう。
親は子供のために少々面倒くさくても手間をかけて、時間を使い子育てをする。どの程度手間をかけたか、時間を使ったかで、子供の成長が異なるのは当たり前だ。信賞必罰がしっかりしていないと、やる気が出ないので社会全体としてもうまくいかない。
この本を読んでしっかり考え、実践すれば、おそらく自分の子供に良い将来をプレゼントできるのでは。単純に良い学校行って、良い会社入って、って事でなく、毎日を楽しく過ごす能力を伸ばせる、って意味で。とても良い本だ。
‥でもなあ、分かっちゃいるけど難しいのだよ。取りあえず興味があれば一度読んでみることを勧めます。
↓思考力も重要だよね。これもぜひプレゼントしたい。
↓逃げる、逃げないも超重要な技術。場合によっては命に係わるしー。
↓ぶっちゃけ「語らい」ってのが最も重要な気がしてならない。





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