『Hello,CEO. 幸田 真音』でオカマのあれこれが気になる

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/1/22)投稿記事の修正転載です

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「Hello,CEO. 幸田 真音」で考えるオカマと隠れキリシタンと新選組

個人的に気になったのは仲間の一人のオカマ。オカマも色々あるのだろうが、この本に出てくるのは語尾がちょっと女性っぽい、っていう軽い感じ。設定は知らないが。

実際にオカマに会ったことはないが小説や映画に出てくるオカマが気になってしょうがない。昔テレビでたまたまやってたマネキンという映画にオカマが出てきてそれからだと思う。気になるのだ。

純粋に男でも女でもない、ってのが面白い要素なのだろう。しかし、それだけではなく物凄く文学的な存在な気がする。

文学を勉強したことがないのでサッパリ知らないのだが人間っぽさがポイントだと思っている。オカマは男だが女に憧れる、でも絶対に女にはなれないのだ。無理矢理なったとしてもどこかに違和感が残る。

絶対に叶わない望みを持ちそれでも何とかしようともがく。もがく様子が感動をよんだりどこかコメディタッチだったり。本人たちには大変申し訳ないがその辺りがとても人間っぽい。で、同じ理由で魅力的なのが隠れキリシタンと新選組だと思っている。

隠れキリシタンは洗礼を受けても江戸時代の日本人なのでキリスト教徒がどんなものかよくわからない。なのでズレたことをしてしまい結局バチカンに認められていない。

新選組は武士じゃないのに武士に強烈に憧れ、でもやっぱりどこかズレている。常に3対1を心がけるだなんてそれこそ士道不覚悟じゃね?と思ってしまう。

醜いアヒルの子は白鳥だったが隠れキリシタンも新選組も報われない。なので余計惹かれるのでは。オカマも同じだと思っている。あ、現実的に興味津々、ってわけでないよ。

この本自体は曲者揃いの仲間と頼りなさげな主人公の仕事の話。色々あって上手くいって主人公も成長していく、という教科書通りの筋書。

この王道とも言える筋書に対してどのような付加価値をつけるか?というのが作者の腕の見せ所だろう。作者の経験に基づいたリアルさがこの本の重要なポイントと見た。

物凄く頑張って苦労して練って、それでも上手くいかなくて方針転換、なんてことは実際にはよくある話だ。そうは言っても転換直後は忘れてなくていつかは必ず!と思いつつ時間が経ってやっぱり忘れてしまう。あー、あるある話だ。

この小説にはわざとかどうか謎だがそういう要素がある。ならばいっそのことその辺りを主題にしたら良いかもだがそうでもない。なので消化不良になってしまう。

結構重要なシーンが回想、ってのも緊迫感に欠ける。そういう手法もあるのだろうがとても難しい高度なテクニックである。少なくとも僕には上手い選択だとは思えなかった。

この辺りの結果として後半はやっつけ感が漂う。作者自身が飽きちゃってやたら展開が早いのかなー、と思ってしまう。ということで僕にとって一番印象に残ったシーンは主人公が仕事について考えるところ。僕自身最近考えることが多い。

最近は子供が大きくなってきて仕事より子供と遊ぶ方が楽しい。体力なくなって疲れやすくなった、ってのも仕事を十分楽しめない一因かと。宝くじが当たって一生遊んで暮らせるだけのお金を手にいれたらどうするか? 昔だったら仕事は続けたが今だったら辞めてしまうだろう。

まあ子供と遊ぶより仕事の方が楽しい!だったらそれはそれで問題だと思うが。かなり話がズレたがオカマが気になる人におススメ。

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