小説

小説

『ゴールデンタイムの消費期限 斜線堂 有紀』努力こそ美しさのモト

『ゴールデンタイムの消費期限 斜線堂 有紀』はストーリーが元天才再生プロジェクトでテーマが美しさ。AIはまだお客様だ。主人のもと、言われたことを淡々とこなす有能な客人。結果に責任を感じることがない客人。そこには努力がない。美しさもない。
小説

『神去なあなあ日常 三浦 しをん』を読んで結局はその人次第だよね

『神去なあなあ日常 三浦 しをん』はストーリーが王道イヤイヤ物、テーマはなあなあ。全てが思い通りに行く人なんていなくて皆何かしら不満を感じながらも日常色々頑張っているわけだ。その辺りがこの王道パターンに共感を感じる原因なのだろう。
小説

『長崎乱楽坂 吉田 修一』でちんちんの大きさ比べから脱却したい

『長崎乱楽坂 吉田 修一』はテーマがちんちんの大きさ比べでストーリーがそれにまつわる紆余曲折、キャラクターが比べる人たち。縦軸がそれで横軸が主人公の淡い恋心……、と書くと甘酸っぱい雰囲気が漂うが、だいたい同性ってあたりが吉田修一の真骨頂。
小説

『天使はここに 朝比奈あすか』で世の中結構考えなくて良いのが罠

『天使はここに 朝比奈あすか』はストーリーがブラックファミレス悲話、テーマは仕事に対するスタイル、だと思う。主人公がとんでもなく純朴。今時朝ドラ主人公だってもうちょっと計算高いだろう、ってくらい純朴。なので昔の朝ドラっぽく感じる。
小説

『雨の塔 宮木 あや子』で一体感が気になった|中庸がよくね?

『雨の塔 宮木 あや子』はストーリーが昔の少女漫画風学園物語でテーマが一体感。キャラクターはキャッキャッウフフ仲良し女学生。一体感を楽しむときは楽しみ、ちょっと引いた視線で自分を保つ。……できたらいいなぁ、ムズイよなぁ。
小説

『中野トリップスター 新野 剛志』でアウトローとオカマの相性考察

『中野トリップスター 新野 剛志』はストーリーが典型的ヤクザ物でテーマが情。オカマも出ますよ! 道義的には正しいけど社会的に間違っている。これを実行したらアウトローになるのだが正しさを目指したけど正しくない、というオカマ状態に陥る。
小説

『四とそれ以上の国 いしい しんじ』がSFっぽく感じる|動物紀行

『四とそれ以上の国 いしい しんじ』はストーリーが不思議四国アレコレで、テーマが四国。最初の方の話がSFっぽく感じた。わけのわからないパラレルワールドで力強く生きる人々、ってイメージがそう思わせたっぽい。やっぱり共感じゃね?
小説

『1gの巨人 大山尚利』は何とも言えない居心地の悪さが魅力

『1gの巨人 大山尚利』は主人公が巻き込まれる奇妙な話が軸。僕が感じたのは居心地の悪さ。最初っから最後まで居心地が悪い。主人公を取り巻く状況もそうだし主人公が巻き込まれる事件もそうだ。安心できる状況が少なく奇妙なことばかり起こる。
小説

『ふたつのしるし 宮下 奈都』みたいな展開キボンヌ|探し続けたい

『ふたつのしるし 宮下 奈都』はストーリーが発達障害者幸せ発見物語でテーマがしるし。キャラクターはたぶん発達障害者とそうじゃないけど普通と違うところに悩む人。しるしは大事だ。1%でも0.1%でもいいから当たりを引く確率を上げたい。
小説

『路地裏ビルヂング 三羽 省吾』で働くって何なのかねー、って思う

『路地裏ビルヂング 三羽 省吾』は雑居ビルディングに入っている様々な会社に勤める人のストーリーが短編でもって並んでいる。で、テーマは働くってこと、だと思う。ちょっとした工夫で一歩踏み出す。何だかとっても人間っぽくて好ましい。