小説

小説

『ぼくは勉強ができない 山田 詠美』は考える機会を与えてくれる

『ぼくは勉強ができない 山田 詠美』の主人公やその周辺の人間の意見に対しては賛否両論だろう。ただ同意するよりも自分で考える機会を与えてくれることに価値がある。そういう意味では高校生ではなく大人に読んでほしい、というあとがきは納得である。
小説

『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない 伊集院 静』

『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない 伊集院 静』はストーリーがボンボンの甘え物語でテーマが愚者、キャラクターは持てる者。こりゃ凄いよ。伊集院静の何が良いのかさっぱりわからなかったが途中で気付けば、こりゃスゲーってなる。納得。
小説

『哀愁の町に霧が降るのだ 椎名 誠』は凄まじいエネルギーを持つ本

『哀愁の町に霧が降るのだ 椎名 誠』は僕が漠然と抱いてた小説に対するイメージを粉々に打ち砕く、凄まじいエネルギーを持つ本だった。ただただ軽薄な文章に笑い、共同生活の面白さに憧れ、たまにある感動話にいいな、と思う、そんな本だ。
小説

『C級フルーツパフェ 吉川 トリコ』は当たり前話が並ぶ当たり前本

『C級フルーツパフェ 吉川 トリコ』は当たり前の話が並ぶ。誰だって当たり前に疑問を持ったことはあるだろう。基本恋愛中心だが兄弟の当たり前もある、大人の当たり前もある。テーマを見付ければ大変面白い、ということを実感させてくれた良い本だ。
小説

『とりどりみどり 西條 奈加』で妄想する今どきミステリのアレコレ

『とりどりみどり 西條 奈加』はストーリーがお江戸今どきミステリでテーマが多様性、主人公は苦労が多いお坊ちゃま。ミステリー小説は偉大なる先輩の雛形が強力。変人探偵と凡人助手に当てはめればわりとスムーズにキャラを立てることができるのでは。
小説

『舶来屋 幸田 真音』は「モノシリ博士のマンガ〇〇のひみつ」

『舶来屋 幸田 真音』は茂登山長市郎の半生を基にした本。興味がない僕でも面白かったのだから、有名ブランドの名前がバンバン出てきて好きな人ならなお楽しいだろう。何かに似ているなぁ、と思っていたら「モノシリ博士のマンガ〇〇のひみつ」だった。
小説

『理屈が通らねえ 岩井 三四二』算法者の時代劇という設定が斬新

『理屈が通らねえ 岩井 三四二』は算法者の時代劇という設定が珍しく斬新だ。時代劇は良く言えば安心できる王道、悪く言えばワンパターンが多く、それを面白い設定で見事に裏切られた感じ。設定だけでこんなに魅力的になるのが非常に衝撃的で面白く感じる。
小説

『闘う女 朝比奈 あすか』で闘う相手はしっかり見定めたいと思った

『闘う女 朝比奈 あすか』はストーリーがキャリア女子戦記でテーマが闘い、キャラクターは自分勝手。闘ってるつもりなんだけど相手がわかんなくて焦って流されてタイムオーバー。よくあるパターンですな。僕も気を付けたいけど、どうしようもないのですよ。
小説

『推し、燃ゆ 宇佐見 りん』で主人公の発達が気になる|灰色な予感

『推し、燃ゆ 宇佐見 りん』はストーリーが推し物語でテーマが皺寄せ、主人公はグレーゾーン。人間はみんなグレーゾーンなんだと思う。右往左往を楽しむか、すっぱり諦めるしかない。でも手放しで楽しむのはムズくて、ましてや諦めるなんて至難の技だよね。
小説

『あなたのゼイ肉、落とします 垣谷 美雨』で魔法使いの存在を予感

『あなたのゼイ肉、落とします 垣谷 美雨 』はストーリーがダイエット物語でテーマが心のゼイ肉、主人公は太った人。魔法の品があるとすればお手本となる魔法使いの存在そのものなんじゃね?僕もそんな魔法使いの影響を受けて自分自身魔法使いになりたい。