*「晴耕雨読その他いろいろ」(2022/4/1)投稿記事の修正転載です
「家族写真 荻原 浩」は変化の話
ストーリーが家族色々物語でテーマが変化。思い通りにいかないこともあるけど前向きに行きましょう、みたいな短編集でした。そうだよねー、予定と違うことが起きて困るよねー。
家族は不変だと思ってた
家族、少なくとも両親は不変。小さい頃そう思ってました。僕含め子供である兄弟は変わる。でも親は変わらない。だから家族は不変、なんてね。もちろん知識として親が歳を取ることは知っていた。でも実感したのは中学生くらいだと思う。
昔の写真に比べ白髪が多い、とか身長が同じくらいになった、とか。子供の変化が大きすぎるから、親の変化に気がつかなかったっぽい。多かれ少なかれ、誰でも似たような経験あるんじゃね?
でも親の変化に気づく頃って、子供の世界がさらに大きく変化する頃な気がする。すると変わりゆく親になんかかまっていられない。それが老いとか劣化とか、悲しい変化ならなおさら見なかったことにしたい。
僕はどうだったろうか? 眼を背けたことはなかったが、歳を取ったなぁ、くらいに軽く考えていた気がする。でもって自分のことに精いっぱい。今は逆の立場ですよ。ちょうど数日前、息子に言われました。「白髪増えたね」だそうです。
チャンスじゃね?
これはチャンス、あるいは勝負時だ。子供たちもまた歳を取る。その対処の一例を示すのに、父親である僕はちょうどいいサンプルだと思う。
もし僕が老いを恐れ、嘆き悲しむばかりだったら? 子供たちも必要以上に老いを恐れるだろう。反面教師にしてくれたら嬉しいけど、老化を甘く見て失敗してほしくはない。
薄い印象しか与えられなかったら? 僕だってそうだったんだし普通そうなのかもだけど、なんか悔しい。せっかくの機会を失った気分だ。ということで老いにたいして適度にあらがい、適度に受け入れ。印象深い姿を子供たちに見せたい。
反面教師でもOK。がんがん踏み台にしてほしい。ポイントは僕自身が楽しんでいるかどうかだと思う。老いを楽しむのは難しいだろうけど悲壮感しかない、ってのは避けたい。嫌なイメージしか残さないだろう。
変化にどう対応するか
これって老いだけの話じゃない。あらゆる変化に通じるものがある。常に好ましい変化を求めて右往左往するのも大事だと思う。同じくらい大事なのが好ましくない変化にどう対応するか、これじゃね?
僕の場合、比較的右往左往しているほうだと思う。小説、ブログ、家庭菜園、健康……。あれこれ手を出して節操のねーオヤジだな、くらいに思われたら上等だ。好ましくない変化への対応は幸か不幸か見せる機会があまりない。
それこそ老いくらい? これに関しては全力であらがってますよ。脳トレ、筋トレ、ダイエットとか。でも悲壮感は漂わせてない、……と思う。願わくば成功する姿を見せたい。子供たちが僕を思い返して、あー、色々やってたなー、って感想の中に、上手くいったことがあれば最高。
もちろんそれが小説なら言うことなし! その他ちょっとしたことでもいいから子供たちにポジティブな印象を持ってもらいたい。今日も本の内容と関係ないことをあーでもないこーでもないと考えて大満足でした。
え? 内容? 面白かったですよ。しりとりの話とかあんなの反則だよ。バスの中で大爆笑して恥ずかしかった。笑えて考えさせられるとても良い本でした。
↓違和感、ってのに気付くのも老いるうえで超大事じゃね?

↓変化は常にやってくるのですよ。それもめっちゃ速く。

↓変な方向に歳を取った人たちの話。


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