『死神の精度 伊坂 幸太郎』には僕が考える文学っぽさがあるはず

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/6/1)投稿記事の修正転載です

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「死神の精度 伊坂 幸太郎」には僕が考える文学っぽさがあるはず

僕は理系人間である。なので文学とは何か?ってのを知らないし教わったこともない。色々考えた結果
人間っぽさだと思っている。この話の主人公は死神だ。なので出てくる登場人物の人間っぽさがより際立つ。しかも大抵死ぬ予定の人間であるからより人間っぽくなる。

だからこの小説は僕が考える文学っぽさ満載の話、‥なはずなのだが僕にはそれを見付ける事ができなかった。僕の勝手な考えだが面白い小説には魅力的なストーリーと共感できるテーマがある。ストーリーが魅力的なのは確かだがテーマを見付けられなかった。

テーマが人間っぽさ、だとすれば僕にとっては大き過ぎる。その場合僕には認識できない。推理小説の賞を取っているのでだとすればテーマがないのかも知れない。いつもは散々文句書くクセに大人し目なのは作者が有名でありAmazonのレビューが高評価だから‥、ってわけでもない。

考えてみればストーリーがあってテーマがあって‥、なんて僕の趣味の問題でありそれ以外にも面白いスタイルは色々あるだろう。なのに、それしか認めない!とそのスタイルにこだわっていては損だ。

そんなことを考えてしまうのは結構続きが気になってサクサク読み進めてしまったからだ。なので魅力的なのは事実。じゃあ何がそんなに面白かったかと言えば例えば死神が変なところで人間っぽい、ってのがある。

死神の人間とは違う物の見方で登場人物の人間っぽさが際立つ。かと思えば逆に達観した見方が覚悟を決めた潔い人間みたいで逆に人間っぽいのかも、と思ってしまう。そう考えるとやっぱりテーマは人間っぽさなのかも。

あるいは覚悟を決めた人間は死神っぽく人間離れしていてそれもまた人間っぽい? まあ色々難しそうだがともかく僕の知らない面白さももちろん沢山ある、ってことで世の中奥が深いなぁ。

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