『頭のよい子が育つ食卓 四十万 靖』は王道であり意外性が足りない

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「晴耕雨読その他いろいろ」2015/12/15投稿記事の修正転載です

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頭のよい子が育つ食卓 四十万靖(2015/12/15)

著者は四十万靖。王道が書かれている。ハウツー本、というわけではないが、この手の本は意外性があり有用であれば良い。しかも世の中みんな楽をしたいので、できるだけ簡単な方が好まれる。

この本はしっかりした著者がきちんと調べた内容なので有用には違いない。子供に中学受験させたい、合格してほしい、という親がバックアップするために重要な側面となる食の話が実例のもと具体的に書かれている。

有用なのだが意外性に乏しい。食の話なのでメインは、というか大部分母親の話だが、この本に出てくるお母さんは子供にたっぷり手間をかけ、愛情をかけ、かつ創意工夫している。共働きであっても頭が下がるほどきちんとケアしているのだ。しかも食べ物の事なので日常的に。

いろいろ工夫しているわけだから頭が良く、向上心もある。これは親の職業からもそう思われる。しかも大変なことを継続できる努力家なのだ。つまりこの本は頭がよく、しっかりした親が手間と愛情をかければ頭のよい子が育つ、という王道が書かれている。

そりゃそうなんだろうが、そこに意外性はない。しかも世の中の大半の人間が嫌がる努力が必要。「頭のよい子が育つ家」では子供部屋ではあまり勉強しない、という意外なデータが示されていた。「頭のよい子が育つ本棚」でも親が昔読んだ本、とか意外な面白さがあった。

それらに比べると、王道であり、大事な事なのは重々承知の上だが、やはり意外性が足りなく思えてしまう。例えるならダイエットの本に食べる量を減らしなさい、と書いてあったみたいな。

もちろん実例は役に立つだろう。特に共働きの人には参考になるのでは。今現在中学受験を考えていて、子供の食に対して漠然と不安があるなら読んでみてはどうだろう。ただしズボラな人はこんなに大変なのか、とあきらめてしまう結果になるかも。

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