「晴耕雨読その他いろいろ」(2022/7/1)投稿記事の修正転載です
「鍵のない夢を見る 辻村 美月」は、わかっちゃいるけどやめられない(2022/7/1)
ストーリーがモヤモヤアレコレでテーマがわかっちゃいるけどやめられない。特に三番目の逃亡者が面白かったんだけど、直木賞受賞作だったのか。
わかっちゃいるけど
出ました。小説の一大テーマ、と僕が勝手に思ってる、わかっちゃいるけどやめられない。この本はだいたいコレ。あるいはコレに振り回される人の話。もちろん小説の一大テーマ、イコール人生の大問題でしょ。
僕の場合ついつい見ちゃうネット、やめられないゲーム、最近はFXも加わった。これはもうどうしようもない。意志の問題! なんだけど、なにしろ正解がわからないから困る。ちょいと一杯のつもり、が悪いとは思えない。
じゃあどこでやめるの? ホームのベンチでゴロ寝はヤバいけど、得られる楽しさと健康と、どちらが重要かは難しい。健康第一! 酒タバコ一切やらない、好きな食べ物我慢して……、な生活は味気ない。かと言って派手に寿命が縮むのも怖い。
その両極端のあいだに答えはありそうだけど、じゃあどこよ? もし正解が明確ならばあとは意志だけの問題だ。でも正解は誰も知らない。指示がブレるから現場は混乱する。
ちょいと一杯
⇒適度な息抜きは必要!
⇒ここまできたら最後まで……
⇒ホームのベンチ
しょうがないからその時々で最適と思われる方針で行くと上記のように大変なことになる。……え? 犯罪? 犯罪はあきらかに不正解だから、これはもう純粋に意志の問題。
でもって方針が決まるとあとは歩き出すだけになる。ここで有利にも不利にも働くのが慣性。歩きだすまでが大変なのに歩きだしたら止まりにくい。正しい方向に向かっているときは強い味方だ。小さなころは億劫な歯磨きもしばらくやってれば日課になる。勉強だってそうだ。
間違った方向に進んでいるときにはこれほど恐ろしいものはない。人間はラクとか言い訳とか大好き。犯罪が身についちゃったら大変だ。その最たるものが麻薬? ああ、恐ろしい。
スタートが肝心
だとすればスタートが肝心だ。正しい方向に進むか、間違った方向に進むか。勝敗は始まる前に決まってるって孫子も言ってなかったっけ? まさにあれだ。走りはじめなければ見えないこともある、走りながら考えれば良い、なんて意見には賛成派だ。でもいつも見切り発車だと博打になる。
すると話は振出しに戻る。なにが正しいか? なにが間違いか? これはもう臨機応変にいくしかない。はい結論出た! 解散! ……これだとイザというとき困るから、事前に色々考えおくわけだ。
そのためにはニュースを見たり、本を読んだりしたときにまったくの他人事と考えずに、自分だったらどうだろう? と考える必要がありそうだ。面倒くさいだろうけどね。
あとは見直しだよね。折に触れて見直す。ひょっとしたら状況が変わって昔捨てた選択肢がアリになってるかも。ドラクエで銀の鍵を見つけたら昔の街に戻ってみる、的なヤツだ。
利益確定、損切りの設定も有効でしょ。ここまで行ったら引く、少なくとも見直す、みたいな。あー、でもこれはムズそうだ。何より大切なのは意志だろう。方針が決まったらスパッと行動に移せる意志が欲しい。などと今日も楽しく発散した。面白くてためになる、良本でした。特に三話目がお勧め。
↓子供はそれ以前にわかんないことだらけだからムズい。

↓変化があるのも判断を難しくさせる要因だよね。

↓自分一人でも大変なのにみんなの総意で動くって激ムズ。


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