実用書

『ひと声かければ5分で片づく!子どものお片づけ 橋口 真樹子』

『ひと声かければ5分で片づく!子どものお片づけ 橋口 真樹子』は面白いことにお片づけをある種の「道」だととらえている節がある。著者は片付けが心底好きで、片付けのことを深く考えているのではないか。そんな「片づけ愛」が感じられる。
ノンフィクション

『歴史の不穏 ハリー ハルトゥーニアン』はその場観察の話

『歴史の不穏 ハリー ハルトゥーニアン』は近代思想とか社会学とかの本、だと思う。理系的感覚でいうとその場観察の話な気がする。近代になるとサンプル数が増えて、条件をそろえて観察できて、社会学や文学が発展していった、みたいな印象、知らんけど。
小説

『限界集落株式会社 黒野 伸一』は人間ドラマに重点が置かれている

『限界集落株式会社 黒野 伸一』は予定調和的な作品。しばらく読むと話が見える、という事は多々あるが、かなり早い段階でそうなり、しかもブレない。その過程に意外な工夫があったり、紆余曲折あったりするものだと思うが、比較的すんなり進んでいく。
小説

『街とその不確かな壁 上 村上 春樹』はビールを持たない巡礼の年

『街とその不確かな壁 上 村上 春樹』はストーリーが「ビールを持たない村上春樹とその巡礼の年」で、テーマが同時存在、キャラクターが歳を取った村上春樹。主人公と村上春樹と読者とで巡礼するから、アイドルの聖地巡礼バスツアーみたいで憎い。
小説

『一人称単数 村上 春樹』で今日もとりとめなく色々考えた

『一人称単数 村上 春樹』はストーリーが色々喪失物語でテーマが喪失と達観、主人公は歳を取った村上春樹。テーマとして喪失と達観を扱い、昔とは違った雰囲気を漂わせる。まあ歳を取ったし、ある程度しょうがないよね、と読者が思えばテーマに共感する。
エッセイ

『ラオスにいったい何があるというんですか? 村上 春樹』

『ラオスにいったい何があるというんですか? 村上 春樹』はタイトルの通り、何があるかは行くまでわからない。わからない、あるいはわかったつもりになってたけど思ったよりも、が刺激になる。複合情報、特に触覚、嗅覚、味覚に刺激を感じるんじゃね?
小説

『ダンス・ダンス・ダンス 村上 春樹』でダンスって難しいと思った

『ダンス・ダンス・ダンス 村上 春樹』はストーリーがやれやれでテーマがダンス。主人公は僕。どっちか片方だとムズくて割合が難しいんだと思う。心の震えに合わせて思いっきり好きなように踊る分野と、多少自分を偽ってでも上手く踊るべき分野がありそう。
小説

『風の歌を聴け 村上 春樹』で風の歌ってだいたい聴かないと思った

『風の歌を聴け 村上 春樹』はストーリーが外国っぽい昔でテーマが風の歌。本当のところ、この小説でも風の歌は流れているんだと思う。でもなぜか聴こえない。だから僕は風の歌を聴けと言いつつ、自らもまた風の歌を多少は聴こえるようになりたいと願う。
小説

『カンガルー日和 村上 春樹』そのものがとんがり焼き|大騒ぎ納得

『カンガルー日和 村上 春樹』はストーリーが村上春樹でテーマが村上春樹。キャラクターが村上春樹。慣れ親しんだ知ってる道を脱して新しい道、より良くなる道を模索する。別視点から、疑問を持って能動的に過ごす。つまり反とんがりサイド⇒脳トレだ。
小説

『1Q84 村上 春樹』は別バージョンも読んでみたい話

『1Q84 村上 春樹』はストーリーが「タフでクールな青豆さん」でテーマが世界。バランスがちょうどよく、かつどっちもハイレベルなのが村上作品のすごさだと思ってる。最後の最後までバランスを保つのは難しい。最後もう少しストーリー寄りが良かった。