*「晴耕雨読その他いろいろ」(2017/11/7)投稿記事の修正転載です
「あなたがパラダイス 平 安寿子」のテーマが意外でビックリした(2017/11/7)
ストーリーが更年期女性色々物語でテーマが‥、面白いから言えない。小説のテーマだなんて何でも良い。それでも沢山の人に共通な悩みとか、普遍的な問題とかを取り上げた方が多くの共感が得られて良いのでは、と思っている。
なのでもしも読む前にこの本のテーマを知ったら、何だかなー、って思っただろう。あ、テーマって言ってもあくまで僕が感じた自分勝手解釈です。
でも確かにこれは壮大なテーマだ。人によって一生だったり一時期だったりの違いはあるが、その人の人生に大きな影響を与えるとてつもなく重要なテーマだ。
後から思い出して良い気分になったり不思議がったり。恐ろしくなる、なんてこともあるだろう。それって最早趣味とか生きがいとかの世界になってくるが、面白い事に恋愛と関わってたりもする。なのでやっぱり特殊な例なのだ。
などと言う調子でいつもならその方向へ考えが発散するのだが、今回は違う。より僕にとって興味ある話が出てきたからだ。それはつまり介護の問題。
昔ならいざ知らず現代では更年期と介護の時期が結構重なってくるっぽい。なのでこの本でも出てくるのだ。そうは言っても少子高齢化だから無関心でいられる、って人は昔よりずいぶんと減っているのでは。
僕も長男なので気になる。そしておそらく僕らの親世代は親子関係の変化の過渡期だ。もちろんそれは昔の厳しい親から最近の優しい親への変化もある。でもここで重要なので親の面倒を見ることに対する考え方だ。
僕ら夫婦も親や兄弟から長男の心構え、やら、長男嫁の心構え、などと言われたことがある。この調子で親の面倒を見るのは長男の責務、ってのが常識だ。
これって昔の農家とか商売やってる家とかなら実際問題として必然の流れだ。長男が田畑を継ぐ、家業を継ぐ、っていう実利があるから親の面倒を見る。まったく理にかなっている。法律の兄弟平等にも合ってるし。
なので親の面倒をどれほど見たか、と相続の分配とに大きな関係があるのも当然だと思う。問題はこの分配が曖昧なため面倒見たのに少なすぎだと不満が出たり、長男なのに少なすぎだと文句が出たり骨肉の争いってのが起きる事だ。
世の中実利がなければ動かない。慣習やら常識も結構実利で動いてたりしてそれが無いもの、無くなったものは廃れていく。昔は長男だから、子供だからで納得していたかもしれない。しかしそこに実利がなく、罰則もないなら無視する人間が増えるだろう。
みんな結構その事に気が付いていて、だから老後のお金を貯めるのだろう。面倒を見てくれた子供に残すにしろ、面倒をかけないようにするにしろ、どちらの場合もお金が必要だ。
でも子供に面倒をみてもらうのが当然、という考え方とお金を貯めておくのが当然、という考え方の過渡期の人はどうなるのか。親の世代は面倒を見てもらう予定が狂い、お金が必要になって困るだろう。子の世代は自分たちの分に加え、親の面倒を見る必要も出てきて困るだろう。
こういう過渡期がしばらく続くのかも。面白いのは僕らの親世代はそういう古い価値観をぶっ壊してやる!って大騒ぎした世代でもあるのだ。今さら慣習が大事、ではナンセンスかと。
取りあえず今は子供に手一杯だが子供たちに面倒をかけないよう自分たちの分くらいは貯めたい。問題は過渡期の子供として親の分をどうすべきか、だろう。などと色々考えてしまった。この本にも介護問題は出てくるが別のテーマの方が重要です。
テーマの意外さに驚きかつ自分にも覚えがあるなぁ、と思う。さらに今後そういうのを探すのも良いか、と前向きにもなれる面白い本です。昔何かに熱狂した人、現在進行形で熱狂している人におススメ。
↓わかっちゃいるけどやめられない、って程のものを見付けられたら幸せなのかも。

↓子育ての次は介護。大変だけどそうやってここまで来たんだからしょうがない。

↓そう考えると恋愛って贅沢品だよね。


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