『森があふれる 綾瀬 まる』で流されないようにしようって思った

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*「晴耕雨読その他いろいろ」(2022/10/28)投稿記事の修正転載です

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「森があふれる 綾瀬 まる」で流されないようにしようって思った

ストーリーが森ガールでテーマが流される。キャラクターは流される人いろいろ。流されるってよりは繁茂? 気づいたら草ボーボー、みたいな。

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アルデンテがよくね?

流される、流されない問題でいえば僕のスタンスは明確だ。本来ならあらゆる点で流されたくない。『功名が辻』に出てきた『随所に主たれ』的な。でもそれって大変だよね。だからわりとどうでもいいことは世の中の流れに乗る。

っていうか、流されないように踏ん張れるものってそれほど多くは選べないと思う。実際は流されるものを選ぶよりどうしても流されたくないものを選ぶことになるっぽい。

自分の好きな事柄をひとつか、多くても二、三個選んでそれを芯にする。でもってあとは適当に流される。ちょうどいい感じのアルデンテの完成。余裕があれば流されたくない事柄を増やしていって、あるいはさらに集中して減らす。そんな感じだと思ってます。

ここで難しいのはメンテナンスだ。興味のある分野があんまりコロコロ変わるのも考えものだけど、人間だから当然変わる。自分も変わるし、他人も変わる、世の中もコロコロ変わる。だからメンテナンスが必要。昔興味があって取り組んだことでも今はそうでもなくて惰性かもしれない。

だったら入れ替えればいい。これは物事にたいするスタンス以外に人間関係でもそうだと思う。子供の頃は親のほうが強いが大きくなれば子供だって負けていない。小さい頃は流されるのが吉でも歳を取れば自分で泳げるようになるかも。

当然、親子だけでなく友達、恋人、配偶者なんかもそうだ。いつの間にか趣味嗜好が変わっていて気づけばずいぶんとズレてる、なんてことはわりと多そうだ。

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対話が大事っぽい

ズレたらどうするか? ズレを未然に防ぐには? それがこの本にも出てくる対話じゃね? 眼を背けずにちゃんと向き合う。正直面倒くさい。特に気心が知れてる相手や、昔さんざん世話になった人とか、今さらああだこうだいうのは気が重い。

気づくくらいにズレてる場合は特にだ。話し合おうとすると怒ったり、泣いたり、聞こえないふりしたり、距離をとったり、面倒くさそう。べつに友達レベルだったらフェードアウトすればいい。

でも配偶者とか親子だとそうもいかない。これはもう頑張って向き合うしかない。気づかないふりやら、臭いモノにフタやら、時間が解決することを祈っていたら、大変なことになるかも。

あんまり大きな声では言えないが僕の両親がこのタイプっぽい。夫婦で話し合おうとするとかみ合わずに疲れるだけ、だから向き合わない。その結果よけいに面倒なことになった。ということで、後が大変と認識して面倒でもちゃんと向き合うべきだ。

相手にもよるけどここは絶対に、と言っていいレベルで流されてはいけない分野だと思う。相手が人間だったら対話だ。これが事柄であっても対話、っていうか自問自答が大事じゃね? 昔こう決めたけど、今はどうかなー、って考えてみる。損切りが難しそうだけど、冷静に考えたい。

……じゃあ、僕はどうなんだろうね。とりあえず、こうやって本を読んでいろいろ考えて、それがメンテナンスかなと思ってます。

もうひとつ気になるのは逆バージョン。流す方の立場になってない?ってことだ。特に僕は親なわけだから自分の都合のよい方に子供たちを流しているかも。このあたりは尊重でもって何とかするしかなさそう。

お話的には森ってところが興味深い。気がついたら繁茂していてどうしようもなくなっている。森ってなんか人間を拒む雰囲気があってそんなところも共通してるし。

森でこれは未経験だけど、雑草とかそんな感じだよね。夏になるといつの間にか生い茂ってる。しょうがないなー、と重い腰を上げて草むしりするわけだ。面白くて考えさせられる良い本でした。

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