小説

『国境の南、太陽の西 村上 春樹』でカン違いについて考えた

『国境の南、太陽の西 村上 春樹』ストーリーがいつもの村上春樹でテーマがひとりっ子。すべてカン違いから来ている、というのが僕の考え。カン違いの相手を限定できればいいのだがたぶんそういう風にはできていない。カン違いをうまいこと使いこなしたい。
エッセイ

『職業としての小説家 村上 春樹』で特異性の根っこを垣間見た気分

『職業としての小説家 村上 春樹』であらためて思ったのはスタイルの特異性。端的にいうと小説家っぽくない。もっといえば人間っぽくない、人間らしくない意志の強さ。ドライってのともまた違う。あくまでそれが正しいと確信するからどんなに大変でも進む。
小説

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 村上 春樹』

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 村上 春樹』はストーリーが村上春樹風でテーマが世界の終わり。初期の作品に感じられる無理やりな面白さと、最近の作品に見られる成熟した面白さとのトレードオフが僕にとってちょうど良い辺りに感じた。
小説

『ねじまき鳥クロニクル 村上 春樹』のお陰で楽しい毎日を過ごせた

『ねじまき鳥クロニクル 村上 春樹』はストーリーが無職冒険物語でテーマが可能性。サイコロを振る瞬間にばかり目が行くが、それと同等以上に大事なのが事前準備なわけだ。僕にはまだ時間も気力も十分あるので自分の好きな方向に進みたい。
小説

『海辺のカフカ 村上 春樹』に潜む水木しげる風味が好き

『海辺のカフカ 村上 春樹』はストーリーはいつもの調子+でテーマは隠喩。カフカの話の方がいつもの調子で、ナカタさんの方が新鮮。正統派の隠喩、描写の何らかの要素をちょっとずらすと、とぼけた感じの親しみのある雰囲気が出せるのでは。
小説

『1973年のピンボール 村上 春樹』で自らのスイッチオンを確認

『1973年のピンボール 村上 春樹』はストーリーはいつもの調子で、テーマは繰り返し。入り口はあったはず、出口もあるんだろう。その間はどれだけ長いか、どれほど繰り返せば良いのか。僕は今スイッチオン状態だ。なので楽しけりゃいいじゃん、と思う。
小説

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上 春樹』|勘違い

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上 春樹』はストーリーが昔の傷巡礼の旅でテーマが調和。世の中勘違いばかり。踊る阿呆に見る阿呆、じゃね?何らかの点において勘違いし、自惚れて、自分に酔って過ごす人生は面白そうだ。
小説

『東京奇譚集 村上 春樹』で偶然について考えた|どう捉えるか?

『東京奇譚集 村上 春樹』はストーリーが怪奇譚色々でテーマが怪奇。可能性の中から偶然起こった印象深い出来事を憶えてる。問題はそこから。これをどう捉えるか?意味を求めているのは僕自身だ。何か不思議な偶然が起こったら都合よく考えて楽しみたい。
小説

『スプートニクの恋人 村上 春樹』は珍しいことに主人公が引モテ

『スプートニクの恋人 村上 春樹』はストーリーがどうしようもない悲恋でテーマが性欲。象徴的な言葉があってしばらく進むと似たような表現が出てくる。精神を揺さぶられ、それが登場人物の考えだったか自分の感想だったか思い出せなくて目まいがしてくる。
小説

『羊をめぐる冒険 村上 春樹』は一見馬鹿らしいが細部までしっかり

『羊をめぐる冒険 村上 春樹』はストーリーが羊をめぐる冒険でテーマは細部までしっかり。妙に真実味がある感じが独特の文章と相まって面白く読み進めてしまう理由では。捕まったが最後、読者はどこまでが虚構か分からなくなりどんどん勝手に深読みする。