小説

「螢・納屋を焼く・その他の短編 村上 春樹」は不在と同時存在の話

「螢・納屋を焼く・その他の短編 村上 春樹」は相変わらずキャラクター、ストーリー、テーマ全て魅力的。テーマはポケットの中なもんで見せてはくれないけど、有っても無くてもファンにはどっちでも良い。あれこれ妄想するのが楽しいし、それこそ同時存在?
小説

「オブ・ザ・ベースボール 円城 塔」はモノボケみたい|解釈は自由

「オブ・ザ・ベースボール 円城 塔」はモノボケみたい、っていう失礼な話。こんな変なことを考えたのは二つ目の話のせい。意味深にモノを並べてコレとコレとコレを使ってこういう風に解釈するのが正解、ではなく、ランダムに並べた実験に思えるのですよ。
実用書

「アドラー心理学入門 岸見 一郎」でスロースタート|入門しにくい

「アドラー心理学入門 岸見 一郎」は門をくぐりにくい入門書。「嫌われる勇気」の方がとっつきやすくて入門っぽい。総論で興味を持った人も含め、続く二章で離れた人もいるのでは。ここを越えると興味深さが加速し、続きを読みたくなる感じに変化します。
実用書

「頭がよくなる本 トニー・ブザン」が狗頭羊肉|元祖マインドマップ

「頭がよくなる本 トニー・ブザン」はマインドマップの元祖。思考は放射的だから真っすぐな言葉では表しにくい、放射的なマインドマップで表そう、ってことみたい。昔に比べて紙は手に入りやすくイラスト挿入も容易。思考整理により適した方法を試したい。
小説

「はじめての文学 村上 春樹」に魅力的個性を見た|冷たく熱い覚悟

「はじめての文学 村上 春樹」を読んで、つくづく魅力的な個性に衝撃、って話。村上春樹の文章的個性、雰囲気的個性の源は『大変だけどしょうがないか』的な冷めてるようで熱い覚悟じゃね? 端的にあらわせば『やれやれ』だ。僕も個性的でありたい。
エッセイ

「職業としての小説家 村上 春樹」で新しい勘違いゲット

「職業としての小説家 村上 春樹」を読んで「説明しない」に注目。知ったこと、考えたことはついつい説明したくなるけど、あえて説明しない人間を目指したい。考えがあって黙っているのか、何も考えていないのか。わかる人にはわかる、……それも勘違い?
ノンフィクション

「オカマの日本史 山口 志穂」のDNネットワークがワイルド&タフ

「オカマの日本史 山口 志穂」を読んで自分の認識が甘かったことを痛感。オカマの葛藤が魅力的だと思ってたけど、それはここ最近、明治以降のことらしい。昔はとんでもなくワイルド&タフ。オープンにDNネットワークを形成してたらしいですよ。
ノンフィクション

「経済は世界史から学べ! 茂木 誠」は相変わらずミもフタもない

「経済は世界史から学べ! 茂木 誠」を読んで、世界史は相変わらずミもフタもないと痛感。中でもバブルが気になる。それが通常の揺らぎなのか、何か大きな変化の始まりなのか、誰にも判断できないから怖い。気付いたらもう手遅れ、なんてのは避けたい。
小説

「ちょいな人々 荻原 浩」の愛すべき単純さと人間っぽさに共感

「ちょいな人々 荻原 浩」の愛すべき単純さと人間っぽさに共感。この単純さイコール「ちょい」を利用して上手いことできないか?ってのが気になります。頑張らずにいつの間にか上手くいってるってシステムを作るのに「ちょい」を役立てたい。
小説

「誘拐ラプソディー 萩原 浩」で今度また小説書いてみようと思った

「誘拐ラプソディー 萩原 浩」を読んで面白さに衝撃を受けた、今度また小説を書いてみようと思ったって話。偶然だけど「晴耕雨読その他いろいろ」の読書は萩原浩に始まって、萩原浩で終わっている。しかも同じ埼玉。また今度借りてきて読んでみます。