小説

「デブを捨てに 平山 夢明」でまじめに生きようと思った

「デブを捨てに 平山 夢明」はストーリーがクズ物語でテーマがクズ、キャラクターもクズ。気になるのはクズだってやるときはやるぜ!で終わるか、最後までクズであり抗うだけ無駄、かってところだ。この本は両方ですよ。クズへの道はわりと身近にありそう。
小説

「太陽がイッパイいっぱい 三羽 省吾」は共感できるし勢いがある

「太陽がイッパイいっぱい 三羽 省吾」は面白かったのだが「タチコギ」に比べるとイマイチ。しかし焦燥感だったり、自分がこれだと思える場所の居心地の良さだったり、離れなければならない寂しさだったりに共感できる人は多いだろう。あと勢いはあるよ。
実用書

「がんばるが1割 おちまさと」でプロデューサーになろうと決意

「がんばるが1割 おちまさと」でプロデューサーになろうと決意。最初はプレイヤーからスタートして、歳を取るとプロデューサー的になる。方向性をしっかり持って、ブレずに、時に方向転換する。矛盾するみたいだけど必要。そのあたりをプロデュースしたい。
小説

「ばら色タイムカプセル 大沼 紀子」は最後の方の展開が面白かった

「ばら色タイムカプセル 大沼 紀子」は主人公が戸惑いながらいろいろ解決していく一話完結型っぽいあまり面白くない話。と思ったら違った。一話完結型だと思っていただけに最後の方の展開には驚いたし面白かった。一話完結っぽい部分にも意味があったし。
小説

「トゥデイズ 長嶋 有」が虚しい|真綿で首を締めるような絶望

「トゥデイズ 長嶋 有」はストーリーがありそうな日常でテーマが日常、キャラクターがいそうな家族。色々あるけど何も起こらず、平凡に過ぎていく、みたいなイメージでたんたんと進む。何も起こらない人生しか残されていないんだよって言われているみたい。
ノンフィクション

「突飛なるものの歴史 ロミ」は変な世界の入門書、興味本位で面白い

「突飛なるものの歴史 ロミ」は変な世界の入門書、ひょっとしら自分が共感できる、楽しめる世界を発見できるかもしれない本。特に近代の変な流行はこんな怪しげなものがあったのかと興味本位というか変なもの見たさというか、ずいぶん面白かった。
小説

「ゴミの王国 朝倉 宏景」はメッチャ面白いけど説明しすぎじゃね?

「ゴミの王国 朝倉 宏景」はストーリーがゴミ王国vs清潔王国でテーマが価値観、キャラクターは現代風消極派。面白かったしテーマも納得なんだけど、なんか説明しすぎな予感。行きつ戻りつ速さも異なるループの中、好ましい方向に自分を変えていきたい。
小説

「ミツハの一族 乾 ルカ」で起承転結の「承」が難しいって思った

ストーリーが大正怪奇系曖昧ミステリィで、テーマが因習、キャラクターは特殊能力者。小説に限らず、連作の宿命として最初と最後が特に面白くて、面白さのバラつきが出るってのがある。起承転結で言う「承」が面白いと自分の中の評価がグッと上がるよね。
ノンフィクション

「生き残るアパレル死ぬアパレル 河合 拓」でブランド価値高めたい

「生き残るアパレル死ぬアパレル 河合 拓」でブランド価値高めたい。瀕死のアパレル業界に対する提言は若者よりも年寄りにとって学ぶところが多いんじゃね?アパレル業界も年寄りも生き残らなければならない。強みを活かしてブランドレベルにまで高めたい。
小説

「湯けむり浄土 高橋 義夫」で自分では体験できない日々を味わう

「湯けむり浄土 高橋 義夫」で自分では体験できない日々を味わう。物語は①波乱万丈の大冒険を楽しむ、②雰囲気を楽しむ、という2通りの楽しみがあると思う。この話は②の要素が強い。江戸時代の湯守り、気は優しくて力持ちの好漢という日々を楽しめる。