実用書

『頭のよい子が育つ本棚 四十万 靖』で雑多で賑やかな本棚に憧れた

『頭のよい子が育つ本棚 四十万 靖』はこの手の本では珍しいことに、漫画を認めるどころか薦めている。肩ひじ張らずに漫画も他の本と同様、雑多に並べてみれば、と提案。最も共感できた点は、子供に本を読ませたければ、まず親が読め、という主張だ。
エッセイ

『べらぼうくん 万城目 学』が予想外で不思議|行動&継続の観察者

『べらぼうくん 万城目 学』の最大の謎は著者の行動力だ。ひとつの事しかできない、とは言ってるけどずいぶん行動的。そうはいっても、教室の後ろから観察しているタイプ、でもあるとか。行動して継続するあたりが普通の観察者と異なるところっぽい。
エッセイ

『パンドラの娘 藤本 ひとみ』は深さの割にさっぱりしてて好印象

『パンドラの娘 藤本 ひとみ』は現代の俗っぽい悩みを歴史に関連させて面白く紹介している。結局今も昔も根本は変わっていない、とでも言うかのようだ。事実を事実として書き最後に感想をさらっと添える感じは、知識の深さの割にさっぱりしてて好印象。
小説

『朝が来る 辻村 深月』で「あなたは誰?」と自問したい今日この頃

『朝が来る 辻村 深月』はストーリーがお母さん色々物語で、テーマが「あなたは誰?」、キャラクターはお母さん。若ければ小さいお母さんに共感。僕みたいな年寄りは親に共感。想像力欠如vs記憶力減退の構図ですな。迷子にならないように自問し続けたい。
小説

『New me: 有手 窓 他6名』のヤバヤバ感がヤバい

『New me: ―文藝×monogatary.com小説集― 有手 窓 他6名』はストーリーが自分探しアレコレでテーマが新しい自分、キャラクターは冴えない人。有名な新人賞よりもYoasobiコラボの方が面白い小説を集める能力が高い?
小説

『宝島 スティーブンソン』はおどろおどろしい雰囲気が最大の魅力

『宝島 スティーブンソン』は突発的な行動が全て当たり、お陰で皆が窮地から救われる大人顔負けの大活躍は考えてみれば凄まじいご都合主義だが、そもそも小説なんてそんなものかも知れない。最大の魅力は全編にわたって漂うおどろおどろしい雰囲気だろうか。
実用書

『99%の努力はいらない 信長』で突然変異的努力が欲しいと思った

『99%の努力はいらない 信長』で難しいのはタイミングだと思った。成果が出ないのに同じことを続けるのは無駄。でもあんまりパパっと見切りつけると根無し草になる。上手くいった人が自分のパターンを説明するしかない。わりと人それぞれな気がする。
実用書

『親がお手伝いをさせた子どもは、絶対に頭が良くなる! 松永暢史』

『親がお手伝いをさせた子どもは、絶対に頭が良くなる! 松永暢史』の「なぜ勉強するのか?」という問いが好き。「頭が良くないと悪い人にだまされるから」って答えは問いとずれている。賛同すると「論理のすり替えによってだまされている」ってことだよね。
実用書

『世界の一流は「休日」に何をしているのか 越川 慎司』でのんびり

『世界の一流は「休日」に何をしているのか 越川 慎司』で僕も平日と休日を調和させたい。そのためにはこの本に書いてある「土日を使い分ける」を試してみたい。頭の固い昭和人間にとって、お休みするにも理由が必要。目的を持ってのんびりしたい。
小説

『誰かが私を殺した 東野 圭吾』はゲームみたいな立場変化が面白い

『誰かが私を殺した 東野 圭吾』はゲームみたいな立場変化が面白い。社長なんていったら立場は複雑だろう。良かれと思って頑張った結果の悲劇って超悲しいよね。強くなければならない立場もわかるけど、弱みを見せても良かったのでは。