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「ロブスター 篠田 節子」で多様性の先が気になる|尊重と安住の地

「ロブスター 篠田 節子」で多様性の先が気になる。世の中どんどん多様になる予感。多様性を認めたうえでどうアプローチするかが問題。尊重しつつ、最後の判断は自分の好きなようにする。個人的には色々彷徨って行きついた先の安住の地なら良いと思う。
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「悪と戦う 高橋 源一郎」は何が何でも面白くないと言わなければ

「悪と戦う 高橋 源一郎」は別にそこまで面白くなかったわけではないが、何が何でも面白くなかったと言わなければ。共感できるのは子供が凄いという事。ぼーっとしている時でも何か深いことを考えているような、この子は天才なのかもしれない、って感じで。
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「わくらば追慕抄 朱川 湊人」はノスタルジーな雰囲気の独特な作品

「わくらば追慕抄 朱川 湊人」はよくもまあ色々調べたものだと感心してしまうほど、それぞれの事件の背景に実際の事柄が紹介される。それが何とも言えないノスタルジーな雰囲気を醸し出しており、独特な作品だ。でもオルゴォルのほうが面白かった。残念。
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「ガイシの女 汐見 薫」は仕事もミステリーもサラリのあっさり味

「ガイシの女 汐見 薫」は普通に面白かった。外資っぽい仕事の描写がメインなわけでもなく、ミステリーの要素が深いわけではない。両方を微妙に織り交ぜながら進めていければ、物凄く面白い作品になるのかもだけど素人には難しくてわかりません!
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「ワーホリ任侠伝 ヴァシィ章絵」は勢いがすごいらしいって評判

「ワーホリ任侠伝 ヴァシィ章絵」は勢いがすごいらしいって評判。途中から描写が少なくなりあらすじのような雰囲気になった気がする。それがテクニックなのかそれともただ単に飽きてきたのか不明。退屈したわけではないが特別面白いわけでもない。
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「新小岩パラダイス 又井 健太」はリアルな描写と形容が魅力

「新小岩パラダイス 又井 健太」は異なる環境の違いがやけにリアルに描写される。それらも印象的だったが一番惹かれたのは形容。感覚を共有するためには単純な形容詞を用いるよりも何か他のものに例えて描写したほうが新鮮でわかりやすいんじゃね?
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「空とセイとぼくと 久保寺 健彦」は面白いけど描写少な目で淡々

「空とセイとぼくと 久保寺 健彦」は面白かったけど何か奇妙。物事の描写が全然ない、事実が報告書のように淡々と描かれているからでは、ってのが僕の感想。主人公の生い立ちを考えると、逆にその淡々とした感じが真に迫るかもだが、イマイチ合わなかった。
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「ソドムとゴモラの混浴 仁川 高丸」を読んだけどピンとこなかった

「ソドムとゴモラの混浴 仁川 高丸」を読んだけどピンとこなかった。大変な事件がたくさん起きるのだが、あまり解決しない。主人公の心の変化を書いているんだけど、気持ちがわかりやすく、その結果の行動も納得できるものだったら僕にも理解できたのかも。
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「タチコギ 三羽 省吾」でかなり衝撃を受けた覚えがあるんだけど

「タチコギ 三羽 省吾」でかなり衝撃を受けた覚えがあるんだけど、10年前の僕はあんまり妄想が広がっていない。今ちょっと思い出しただけで、あれこれ考えさせられて、ついつい加筆。ストーリー的にもかなりびっくりさせられて面白い小説ですよ。
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「オルゴォル 朱川 湊人」で小学生も大変だねって思った(他人事)

「オルゴォル 朱川 湊人」で小学生も大変だねって思った話です。昔なら真面目は真面目で、アホはアホで容認されたが、最近は平均から外れるとダメっぽい。しっかりした主張を持ちながら、周りに合わせる柔軟性もなければならない。ハードル高過ぎじゃね?