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『成瀬は天下を取りにいく 宮島 未奈』のチャレンジ精神に戦慄

『成瀬は天下を取りにいく 宮島 未奈』はストーリーが変人大冒険で、テーマがチャレンジ、キャラクターは変人。絶対手に入れたいものの存在が執念の強さを生み出すんじゃね?著者にとっての小説がそうだっのでは、なんて思うんだけど、どうだろうね。
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『有頂天家族 森見 登美彦』は肩の力が抜けた独特の怪しい世界観

『有頂天家族 森見 登美彦』は肩の力が抜けた独特の怪しい世界観が魅力。狸とか天狗とかがいろいろ出てきて、面白おかしく、たまにしんみり話が進む。読んでいると自分が学生だった頃、それもいい加減で自由な大学生の頃を思い出し気持ちが明るくなる。
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『いるいないみらい 窪 美澄』は幕の内社会の葛藤|心変わりムズい

『いるいないみらい 窪 美澄』はストーリーが夫婦と子供でテーマが選択、キャラクターは普通の人。たくさんの選択肢の中から好きなものを選べる世の中は幕の内弁当みたい。今現在どうかでの選択は出来ても、長いこと後になって将来どうかって選択はムズイ。
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キッド・ザ・ラビット ナイト・オブ・ザ・ホッピング・デッド 東山彰良

『キッド・ザ・ラビット ナイト・オブ・ザ・ホッピング・デッド 東山 彰良』は奇抜な設定、洒落の効いたセリフ回し、描写で僕の好み。変な話が好きでアウトローものも好き、でもストーリーもしっかりしてなきゃ、という欲張りな人にはたまらない本。
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『パズル 山田 悠介』は人質が大して重要でないってところが斬新

『パズル 山田 悠介』は人質が大して重要でないってところが斬新。登場人物の発想もそうだが、行動に関してもなぜそんな事をする、という点が多々ある。しかしパニックになればアホな思考になるものだ。そういった意味ではリアルなのかもしれない。
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『オレたちバブル入行組 池井戸 潤』で倍返しだ!|蟲毒世界の基準

『オレたちバブル入行組 池井戸 潤』はストーリーが半沢直樹で、テーマが蟲毒、キャラクターは半沢直樹。変人主人公が変な世界で悪戦苦闘する。その姿は蟲毒を思わせる。この世界は蟲毒のショボい予選くらいでは十分ありそう。生きるには基準が必要と妄想。
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『朝が来る 辻村 深月』で「あなたは誰?」と自問したい今日この頃

『朝が来る 辻村 深月』はストーリーがお母さん色々物語で、テーマが「あなたは誰?」、キャラクターはお母さん。若ければ小さいお母さんに共感。僕みたいな年寄りは親に共感。想像力欠如vs記憶力減退の構図ですな。迷子にならないように自問し続けたい。
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『New me: 有手 窓 他6名』のヤバヤバ感がヤバい

『New me: ―文藝×monogatary.com小説集― 有手 窓 他6名』はストーリーが自分探しアレコレでテーマが新しい自分、キャラクターは冴えない人。有名な新人賞よりもYoasobiコラボの方が面白い小説を集める能力が高い?
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『宝島 スティーブンソン』はおどろおどろしい雰囲気が最大の魅力

『宝島 スティーブンソン』は突発的な行動が全て当たり、お陰で皆が窮地から救われる大人顔負けの大活躍は考えてみれば凄まじいご都合主義だが、そもそも小説なんてそんなものかも知れない。最大の魅力は全編にわたって漂うおどろおどろしい雰囲気だろうか。
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『誰かが私を殺した 東野 圭吾』はゲームみたいな立場変化が面白い

『誰かが私を殺した 東野 圭吾』はゲームみたいな立場変化が面白い。社長なんていったら立場は複雑だろう。良かれと思って頑張った結果の悲劇って超悲しいよね。強くなければならない立場もわかるけど、弱みを見せても良かったのでは。