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「総ばる島 池上 永一」は期待してただけにイマイチだった

「総ばる島 池上 永一」の作者は沖縄を舞台にした独特な雰囲気 、いい加減でコメディタッチ な作品を書く人であり、それがとても気に入っていた。今作はイマイチだった。期待して読んだからであり普通に読んだら面白いと思っただろう。
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「被取締役新入社員 安藤 祐介」でかなりの当たりを引いた気分

「被取締役新入社員 安藤祐介」でかなりの当たりを引いた気分。設定が独特で、登場人物が個性的、成長があり、最後は意表をついた形。最初の方でたどたどしさを感じたが、徐々に自然な文章になっていった。2作目という事だしぎこちなさがあったのが慣れた?
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「レペゼン母 宇野 碧」がめっちゃ面白くて残念|噛むほど味が出る

「レペゼン母 宇野 碧」がめっちゃ面白くて残念。面白いんだけど今風ではない。噛んだら味が出るタイプ。もちろんこの本単体の問題ではなく小説全体の問題だと思う。噛むまでもなく味が出る小説⇒噛んで味がある小説を書くのが良さげじゃね?
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「不器用な赤 ヒキタクニオ」は迷惑かけすぎ、特に自転車が気になる

「不器用な赤 ヒキタクニオ」はただ気に入らないというだけで犯罪を繰り返す話。皆それぞれ気に入らないことがありつつも折り合いを付けて過ごしているわけで、これを不器用と言われても共感できない。それでも読んでしまうのが、アウトローものなのだろう。
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「1976に東京で 田澤 拓也」で陰キャの春を思う|太宰治的な

「1976に東京で 田澤 拓也」は太宰治になれなかった人物語。小説としても面白いけど、さらに気になったのはモテっぷり。太宰治暗い⇒モテないってイメージあるけど違うっぽい。主人公もモテモテ。新しいんだか古いんだか絶妙な時期の太宰治的青春物語。
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「ロブスター 篠田 節子」で多様性の先が気になる|尊重と安住の地

「ロブスター 篠田 節子」で多様性の先が気になる。世の中どんどん多様になる予感。多様性を認めたうえでどうアプローチするかが問題。尊重しつつ、最後の判断は自分の好きなようにする。個人的には色々彷徨って行きついた先の安住の地なら良いと思う。
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「悪と戦う 高橋 源一郎」は何が何でも面白くないと言わなければ

「悪と戦う 高橋 源一郎」は別にそこまで面白くなかったわけではないが、何が何でも面白くなかったと言わなければ。共感できるのは子供が凄いという事。ぼーっとしている時でも何か深いことを考えているような、この子は天才なのかもしれない、って感じで。
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「わくらば追慕抄 朱川 湊人」はノスタルジーな雰囲気の独特な作品

「わくらば追慕抄 朱川 湊人」はよくもまあ色々調べたものだと感心してしまうほど、それぞれの事件の背景に実際の事柄が紹介される。それが何とも言えないノスタルジーな雰囲気を醸し出しており、独特な作品だ。でもオルゴォルのほうが面白かった。残念。
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「ガイシの女 汐見 薫」は仕事もミステリーもサラリのあっさり味

「ガイシの女 汐見 薫」は普通に面白かった。外資っぽい仕事の描写がメインなわけでもなく、ミステリーの要素が深いわけではない。両方を微妙に織り交ぜながら進めていければ、物凄く面白い作品になるのかもだけど素人には難しくてわかりません!
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「ワーホリ任侠伝 ヴァシィ章絵」は勢いがすごいらしいって評判

「ワーホリ任侠伝 ヴァシィ章絵」は勢いがすごいらしいって評判。途中から描写が少なくなりあらすじのような雰囲気になった気がする。それがテクニックなのかそれともただ単に飽きてきたのか不明。退屈したわけではないが特別面白いわけでもない。