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「螢・納屋を焼く・その他の短編 村上 春樹」は不在と同時存在の話

「螢・納屋を焼く・その他の短編 村上 春樹」は相変わらずキャラクター、ストーリー、テーマ全て魅力的。テーマはポケットの中なもんで見せてはくれないけど、有っても無くてもファンにはどっちでも良い。あれこれ妄想するのが楽しいし、それこそ同時存在?
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「オブ・ザ・ベースボール 円城 塔」はモノボケみたい|解釈は自由

「オブ・ザ・ベースボール 円城 塔」はモノボケみたい、っていう失礼な話。こんな変なことを考えたのは二つ目の話のせい。意味深にモノを並べてコレとコレとコレを使ってこういう風に解釈するのが正解、ではなく、ランダムに並べた実験に思えるのですよ。
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「はじめての文学 村上 春樹」に魅力的個性を見た|冷たく熱い覚悟

「はじめての文学 村上 春樹」を読んで、つくづく魅力的な個性に衝撃、って話。村上春樹の文章的個性、雰囲気的個性の源は『大変だけどしょうがないか』的な冷めてるようで熱い覚悟じゃね? 端的にあらわせば『やれやれ』だ。僕も個性的でありたい。
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「ちょいな人々 荻原 浩」の愛すべき単純さと人間っぽさに共感

「ちょいな人々 荻原 浩」の愛すべき単純さと人間っぽさに共感。この単純さイコール「ちょい」を利用して上手いことできないか?ってのが気になります。頑張らずにいつの間にか上手くいってるってシステムを作るのに「ちょい」を役立てたい。
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「誘拐ラプソディー 萩原 浩」で今度また小説書いてみようと思った

「誘拐ラプソディー 萩原 浩」を読んで面白さに衝撃を受けた、今度また小説を書いてみようと思ったって話。偶然だけど「晴耕雨読その他いろいろ」の読書は萩原浩に始まって、萩原浩で終わっている。しかも同じ埼玉。また今度借りてきて読んでみます。
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「乱世をゆけ 織田の徒花、滝川一益 佐々木 功」で時代小説再認

「乱世をゆけ 織田の徒花、滝川一益 佐々木 功」を読んで自分の時代小説好きを再認識しました。第9回角川春樹小説賞受賞作、ということで新人賞目線で読んだけど、面白かったのであんまり参考にならなかった。時代小説を読んで自分の方向性を定めたい!
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「新芽 三本 雅彦」を読んで新人賞って大変だなぁと思った

2017年オール読物新人賞受賞作「新芽 三本 雅彦」を読んで新人賞って大変だなぁとつくづく実感。粗削りだけど魅力的な作品を待ってます、みたいな話を聞くけど、粗削りが過ぎると予選で落とされるんじゃね?完成度高くて面白いパーフェクト超人の世界。
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「小田くん家は南部せんべい店 髙森 美由紀」は語らないのが魅力

「小田くん家は南部せんべい店 髙森 美由紀」はストーリーが南部せんべいホームドラマ、テーマがせんべい型、キャラクターが南部せんべい店の人たち、と勝手に考えて妄想を膨らませます。多くを駆らないのが魅力。じさまたち絶対昔なんかあったよね。