hareo

小説

『蜃気楼の彼方に 井上 香織』は見方を変えればシュールで文学的

『蜃気楼の彼方に 井上 香織』は少女漫画的に頑張り屋の主人公が運命に翻弄され、かわいそう‥、と読むか。ふざけんなこの女、周り中に迷惑かけまくりじゃねーか、と読むか。敢えてそれをガン無視して考えてみるともの凄くシュールで人間っぽい。
ノンフィクション

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの ジャレド・ダイアモンド

『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの ジャレド・ダイアモンド』は様々な結果に対して方向性を決めたっぽい要素を並べて比較検討している。文明崩壊も気になるけど、日常に応用したいところだ。一家に一台、AIジャレド・ダイアモンドがほしい。
小説

『カクレカラクリ 森 博嗣』はなんか薄くて謎が対象年齢低めな感じ

『カクレカラクリ 森 博嗣』は「あれー、こんなに薄い話だっけ?」ってくらい薄い。淡い雰囲気の中淡い話がゆっくりと進んでいく。謎も対象年齢低めな気がする。僕の知っている森博嗣のとんがった謎解きに比べれば夏休みの指定図書に出てくるような感じ。
小説

『私以外みんな不潔 能町 みね子』で文学ってムズイなぁって思った

『私以外みんな不潔 能町 みね子』はストーリーが繊細幼稚園児物語でテーマが個性。主人公は繊細幼稚園児。どういう人がカミングアウトに至って、どういう人が隠し続けるか気になる。どっちが幸せかなんて絶対ないだろうけど、子供が悩んでたら助言したい。
小説

『ロスト・ケア 葉真中 顕』は色々考えてミステリーどころじゃない

『ロスト・ケア 葉真中 顕』はミステリーなのだがそういう問題じゃないのだよ。色々考えてしまい真相とか割とどうでも良くなっていたのだがしっかりミステリーだった。完全に油断して真相が明かされた時には本気で声に出し「えっ!?」とか言ってしまった。
実用書

『効きすぎて中毒になる 最強の心理学 神岡 真司』で損を実感

『効きすぎて中毒になる 最強の心理学 神岡 真司』は人間の心理的にこういう錯覚が生じやすいから気を付けよう、効果的に物事をアピールするにはこの点に気を付けよう、みたいなもんだと思う。プラス方向にもマイナス方向にも強い武器になるんじゃね?
小説

『まっすぐ進め 石持 浅海』少ない論拠から仮定を楽しむタイプの話

『まっすぐ進め 石持 浅海』は日常のちょっとした謎、ということで本人には大事だがはたから見ると大したことない話やまったく関係ない他人に対する違和感を扱う。真相+事実=謎、だとすると謎に対して提示される事実が不十分で解がたくさん存在する。
小説

『R帝国 中村 文則』の理解できない不思議な面白さにザワつく

『R帝国 中村 文則』は不思議と気になる。もちろん面白いのだが、どこら辺が面白のか理解できず、なのに面白いと思うところが不思議な感覚の原因だと思う。僕には見えない面白さがあって、見えないのに面白いと思う。気分がザワつく、的なものがある。
小説

『はむ・はたる 西條 奈加』NHKで8時からやってる時代劇みたい

『はむ・はたる 西條 奈加』は推理小説みたいに肩の凝るものではない。さらっと証拠が提示され頭担当がそれを解くのだが本格ミステリのように細かくはないし最近風曖昧ミステリのように説明過多でもない。調度良い感じで物語を楽しめる程度に進んでいく。
小説

『ひよっこ社労士のヒナコ 水生 大海』はしたたかに黒餡たっぷり

『ひよっこ社労士のヒナコ 水生 大海』はストーリーが社労士物語で、テーマがしたたかさ。主人公はひよっこ。この小説も可愛らしいヒヨコのふりをしているけど、中に詰まっているのは真っ黒い餡だ。したたかさの攻防を見ているみたいで非常に面白い。