「新小岩パラダイス 又井 健太」はリアルな描写と形容が魅力

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*「晴耕雨読その他いろいろ」2015/3/14投稿記事の修正転載です

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新小岩パラダイス 又井健太(2015/3/14)

面白かった。主人公は貧乏だけどフリーな環境と、お金たっぷりだけどストレスもたっぷりの環境と、言ってみれば2重生活のような毎日を送る。合間合間に極端とも思える飲み屋での人生論談義と、えげつない仕事ぶりがエピソードととして挿入されている。

作者の又井健太は様々な職業を経験しているとのことで、異なる環境の違いがやけにリアルに描写される。それらも印象的だったが一番惹かれたのは形容だった。一番最初の文章からして、鮮明にその状態を思い浮かべることができた。

思えば小説の魅力の一つが「共感」であり、感覚を共有するためには単純な形容詞を用いるよりも
何か他のものに例えて描写したほうが新鮮でわかりやすいのだろう。
ということで内容も面白いし満足できる作品でした。

↓昔の僕は今よりも好き嫌いがはっきりしていたらしい。

↓ピンとこないのは読書感度が低いから?

↓DIY好きは昔から変わってないんだけどね。

↓同じ棚をもう1つ、さらにホコリ避けなしを3つ作りました。

↓ガイシなんて無関係なもんで興味あります。

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