『ミリオンセラーガール 里見 蘭』華やかで爽やか、読んでて楽しい

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*「晴耕雨読その他いろいろ」2016/3/20投稿記事の修正転載です

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ミリオンセラーガール 里見蘭(2016/3/20)

・面白い
華やかで爽やか、読んでて楽しい
・本って変な商品だ

この前に読んだ本がケータイ小説みたいで、この本の表紙もアニメ調イラストだったから似たような本かと甘く見ていた。全然違った。正反対と言ってよいくらい描写が魅力的。

出版業界の話なので出版や本屋に関して詳しいのはわかる。最後に書いてある参考文献を見ても作者は勉強家なようだ。主人公は元アパレル業界、という設定だがそのせいか服装の描写がやたら細かい。

もう設定がどうとかいう問題ではなく作者本人が常日頃からそうとうファッションに気を付けているのだろう、というレベル。

はっきり言って僕は服装を気にしないのでこの描写はほとんどわからない。でも読んでて楽しい。作者も楽しんで書いているのではないか。それもあってか本だなんて地味な世界の、それも裏方の話なのに全体が華やかで明るい。

有川浩の図書館戦争に似ている気がする。でも設定が特異ではないので親近感が沸き、もっと華やか。図書館戦争とフリーター、家を買う。しか知らないがこの2つにあった上から目線のうがった見方、みたいなのがないのも鼻につかなくて良い、と書こうと思ったら出てきた。

何も知らなかった主人公が勉強して業界事情に詳しくなった、というシーンだったがなんでだろうか。山場が唐突な感じがする。小説を拡販する話や、小さな書店の話と合わせて出版業界の問題をリアルに描いているのかもしれないが、唐突に降ってわいたような問題なので違和感がある。

それにしても本って変な商品だ。買いきりでないとか、値段が固定とか知識では知っていたが考えてみれば不思議だ。外国とかどうなのだろうか。歴史とかの背景も気になる。何となく富山の薬売りとか、切手とか、車の代理店販売とかに似ている気がする。

始めた時にはメリットが十分あったのだろうが、現在ではどうなのだろうか。まあ色々あって変えたい人と変わったら困る人といて難しい世界なのだろうなぁ。

面白いし華やかで爽やかな気分になる。それだけではなく最後はしんみりだし、主人公の成長もある。本好きなら共感できる話題だし問題提起があり考えさせられる。とても面白い本だ。

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↓タイトルがストレートで素晴らしい。

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↓さすがに罫線テープもボロボロになってきました。

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