「晴耕雨読その他いろいろ」2024/4/19投稿記事の修正転載です
「商店街のジャンクション 村木 美涼」で勝てば官軍を再認識(2024/4/19)
ストーリーがチャッキーでテーマが選択、主人公は迷ってる人たち。迷ってる人たちが出来事を通じてそれぞれ方向性を定める、っていう王道の話です。……ネタバレ?

簡単な難題
通例を決めておいた方が便利だし、こだわりってのは誰にでもある。そもそも最初は全て通例の採用だ。両親がそうしてるから、周りの人がそうしてるから、ってことで言葉やら習慣を身につける。
どうすれば良いか? 良いと思える理由は何か? などと考える間もなくあれこれを身につけなければならない。現代はまだしも、おサルだったころはそれこそ死活問題だ。だいたい考えようにも材料がないし。
そのうちこだわりが出てくる。これは好き。あれはイマイチ。理由があってもなくても好き嫌いが出てくる。何となくレベルから譲れないレベルまで様々。ここまでは良いけど呪縛的になると厄介だよね。強迫観念みたいに固執して動きが鈍くなるのは困る。
なんてことは誰でも知ってるけど問題は何が正解かわからないことだ。たとえば超慎重派で保守的な人。石橋を叩いて渡らなかった結果、橋が崩壊して犠牲者が出たら、この人は賢明だと言われるだろう。逆に壊れなかったら、アイツバカじゃね? って評価だ。
あるいはチャレンジングな人。いち早くチャンスに飛びついて成功すれば羨望の的。失敗すれば嘲笑の的。活動的な老人は上手くいけば良いけど失敗すれば年寄りの冷や水。善は急げ、急がば回れ。先んずれば人を制す、慌てる乞食は貰いが少ない。
おそらく極端なのはダメっぽい。ここまでは簡単な話だ。でも配分がムズいし、基準もわからないから難題だ。
勝てば官軍
配分に正解はなく、基準は誰も知らない。評価は後になってみないとわからない。そんな感じなんだと思う。じゃあ運ゲーかって言うとそうでもないんじゃね? そもそも問題は配分で正解を出すことでも基準を明らかにすることでもない。上手くやるかどうかだ。
だとすれば、わからないなりに確からしいことをするまででしょ。頑張って調べて、少しでも成功の確率が高くなる方法を選ぶ。ここで成功がお金とかみたいに数値で表せたら話は楽だ。でもたぶんそうじゃなくて、好きとか楽しいとか幸せとかそんな曖昧な量で評価する必要がありそう。
ということで呪縛やら固執やらにとらわれそうになったら、なぜそうしているのかを考えてみた方が良さげ。当初は成功確率を上げるためのルーティーンだったのに逆に邪魔していそうなら止めてみるのも手じゃね? 幸せになったもん勝ち的な発想から考えるのが良さそう。
この本にも、本末転倒、って単語がわりとよく出てきた気がする。そうならないように気を付けたい。……お話的にはわりと大変だった。こういう方向に進むのかな、って思った方向に淡々と進み、そうは言ってもひとひねりあるだろう、って思ったらそうでもなかった。
やっぱり精神的な気付きとか成長のお話はムズイ。登場人物の考えだけだと厳しくて、出来事とか行動を通してでないと読むのが大変っぽい。いくらぬいぐるみという点が面白くても、それだけではキツイ。
ミステリーとかだと事件ありきだからそこらへん気にしなくても良いんだろうけどね。事件以外の解決策として文章がやたら面白い、ってのがあるけどこの本はそういうことでもなかった。やっぱり文章が個性的で魅力のある人は強い。
など今日もあれこれ妄想しつつ、プロの小説家に斜め上からの生意気発言をしてしまった。とても勉強になる本でした。
↓ネズミとウサギで迷ってネズミにしました。
↓場末の怪しげ雰囲気が魅力なミステリー。
↓僕もやせる石鹼が欲しい。ついでにお金持ちになれる石鹸とかないかね?
↓衝動というよりはむしろ発作的。
↓こだわり⇒執着で出来上がった限定を外していきたい。










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