「晴耕雨読その他いろいろ」2024/5/24投稿記事の修正転載です
「就活ザムライの大誤算 安藤 祐介」で自分の役割がムズイことに気付いた(2024/5/24)
ストーリーが就活物語でテーマが敵味方、主人公は変人。個人的にドストライクな小説なんだけど評価が低いっぽく、自分の異質さを痛感。……望むところですけどね!

変人が好き
ここ最近ご無沙汰だけど僕は小説を書くのが趣味で計20個くらいは書いたと思う。最終的に行きついたのが個性的な変人が主人公のエンターテインメント小説。
新人賞を目指すにあたって興味深いテーマとか細かな描写とかそういうものは無用、……とは言わないまでも二の次。それ以前に特異性とか面白さが絶対条件だと思ってます。それプラス何があるかって感じ。
アイドルになろうと思ったら顔が良くて当たり前、それプラス人目をひく特徴があるか、的な雰囲気? それと似たようなイメージ。個性的な主人公であれば、出来事も起こりやすく会話も特徴的になりやすい。
どうしてそんなに個性的になったか、ってところを掘り下げればテーマも出来上がるし。テーマは置いとくとしても、ミステリー小説が人気だったりそれ系のドラマが多いのは主人公のキャラクターが立てやすいからだと思ってます。
偉大なる大先輩であるシャーロックホームズからして変人だし。以上の理由からこの本の主人公のような変人は大好きです。書く立場からは興味津々、読む立場としても面白い。
最近寝る前にアドラー心理学を読み返しているのでその点でも興味深かった。敵とか仲間とか出てくるし、それ以外にも心理学的な要素が多くて楽しめました。
おじさんが必要
変人は毒にも薬にもなる。だからこそ扱いどころがムズイ。扱う側の手腕が問われるので一般的には嫌われると思う。定常的な環境において余計な波風を立てる変人は不要。無難な人間が無難に過ごせばOK。これは妥当な事実だと思う。無難な人が歓迎されるのも納得。
一方、変革期には多様性が要求され常識にとらわれない変人が役に立つ、……こともある。それにしたって変革期よりも定常期の方がずっと長いからやっぱり無難な人間が有利。
変革期において世の中を大きく変えた人間には変人が多いんじゃね? 少なくともそれまでの常識を無視した点で変人。
定常的な環境に生まれた変人はおそらく肩身が狭い。運良く優秀な指導者、協力的な仲間に認められた変人は天才を発揮できるとしても、ほとんどは不遇じゃね?
もちろん周りが何を言おうと独力で突っ走るパワータイプもいただろうけど基本的に折れそうな予感。脚光を浴びる変人の陰で生きづらいままの変人は多そう。
しかし、時代は変人の味方だ。技術の進歩、環境の変化によって昔よりも変革は頻繁に生じる。千年に一度レベルが毎年起こる。これってつまり変人の出番が増えた、今後ますます増えるってことじゃね?
そのためにはまず、変人の有用性に気付かなければならない。世の中が暗に求めていたとしても誰も知らなければスルーで終わる。
そこでおじさんですよ。この本には怪しげなおじさんが出てきて色々な人の、本人も気付いていない面白ポイントを引き出してくれる。人間コンサルタントみたいな大変羨ましい人だ。
僕が通っていた学校にも似たような立場の人がいた。もちろんこんなに凄くはないけど学生でも先生でもない立場で変わった物の見方を示してくれた。おじさん的な人がたくさんいて、コンサルタントをしてくれたらとてもありがたい。変人だけでなく、無難な人もきっと大歓迎だろう。
たとえば学校におじさんがいて僕の面白息子たちの良い点を引き出し、本人が興味を持てる道をイイ感じに示してくれたら嬉しい。……などと思ったんだけど、それって親の役割だよね。そのために、親は広い視野でもって子供たちを見守らなければならない。
しかも時代の変化を先取りするべく常にアンテナを四方八方に張り巡らせてなければダメ。そんな親になれるよう精進します! ……なんだけど正直ムズイ。これがどの程度できる親かってそれこそ親ガチャだよね。
似たようなことってAIができる? 学校や部活の成績、ガクチカ、書いた文章、行動などなどエントリーシート的情報を放り込むとコンサルタントしてくれるAI。進学や就職にとらわれず、進んだらよさげな道をリコメンドしてくれるとありがたい。
……あれ? 金の匂いがする? などと今日も変な妄想が広がりました。面白くて考えさせられる一冊。マジおすすめ。
↓「ずるくて怠惰」は王道である「真面目で頑張り屋」の真逆。お見事。
↓縦横でがっちり覚えるって忘れにくくて良いよね。
↓近い将来こうなるかも、っていうかすでになってる?
↓情熱は大事っぽい。好きこそものの上手なれ、的な?
↓最初はわりと非現実的、最後は超現実的。









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