『下流少年サクタロウ 戸梶 圭太』最後は何だか妙に小説っぽかった

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「晴耕雨読その他いろいろ」2016/1/20投稿記事の修正転載です

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下流少年サクタロウ 戸梶圭太(2016/1/20)

面白かった。でも小説じゃない。インターネットで面白話を読んでいる感じである。確かに面白いのだ。流石にここまでぶっ飛んだ小学校はないだろう、舞台はどこなのか、と思ったら一応東京らしい。

どうしようもなく荒れ果てた高校の雰囲気を小学校に適用した感じだ。高校だから暴力的に過激、しかも小学校だからどこかやることなすこと面白みがあり、親もガンガン介入してくる。そこが馬鹿馬鹿しくも楽しい。

しかしまあ何でも低年齢化が進むものだから本当にこうなってもおかしくない。というかひょっとしたら僕が知らないだけですでに一部では実際にある話なのかもし知れない。

こんな風に舞台も面白く、設定も奇抜で、取り上げらている問題も世の中を騒がせるものだったりする。でもなぜか全然小説っぽくない。

じゃあ小説って何なのか。考えたのだがよくわからない。おそらくこの小説の場合、描写が直接的で想像力がまったく刺激されない、ということだろうか。

例えばよくある小説の場合、物事の描写だったり心理の描写だったりが比喩とか回りくどい言い方で工夫される。ただ単に小説っぽさを狙ったわかりにくい言い方、という場合もあるのだろうが大抵の場合より状況をわかってもらおうとして言葉を尽くし、それが共感を呼ぶ。

キレイなものをキレイと言い、悲しい時に悲しいと言うだけでは漠然とし過ぎて共感できない。共感することだけが小説の必要条件かというとそうではないが、すくなくともこの小説はストレート過ぎる。

等と書こうと読み進めていき、でも最後は何だか妙に小説っぽかった。本当に最後の最後、一言だけだが、あの文章のためにこの本を読んだとしても僕にとっては十分に価値があった。3時間くらいしかかけてないのだが。

何というか突き放した雰囲気がそう感じさせたのだと思う。その他の話も突き放しっぱなしのこの本の中で何故最後だけそう感じたかのかはわからない。色々書いたが面白い。何だか謎も残ったし楽しい本だ。

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