*「晴耕雨読その他いろいろ」2015/8/25投稿記事の修正転載です
宝島 スティーブンソン(2015/8/25)
突然暇になった時用に鞄に文庫本を1冊入れている。普段は図書館で借りてきた本を読んでいるが、鞄の中の文庫本は読み終わるのに数か月かかったりするので古本屋で100円のを買ってくる。宝島はこのために買った。
スティーブンソンの有名な児童文学らしい。児童文学だったとは。知らなかった。もちろん最近の変なライトノベルよりは余程読みごたえがある。そもそもライトノベルあまり読んだことないが。
児童文学に分類される理由の一つは主人公が子供だからだろうか。しかし行動力があり、大人になってから書いているという設定なので書き方が大人っぽく、子供ということはすぐに忘れる。
子供ながらの突発的な行動が全て当たり、そのお陰で皆が窮地から救われる大人顔負けの大活躍は考えてみれば凄まじいご都合主義だが、そもそも小説なんて多かれ少なかれそんなものかも知れない。ハリーポッターなんかに比べればかわいいもので全然気にならない。
最大の魅力は全編にわたって漂うおどろおどろしい雰囲気だろうか。今と違いいろいろな整備が進んでいない乱雑な世界と、さらにその世界においても危険極まりない海の上、船の中。そしてもっと恐ろしい宝が眠る無人島と海賊たち。
子供はもちろん、大人でも何重にも日常とかけ離れた雰囲気を味わえる大変面白い本だ。
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↓極端なタイトルだけどなるほど納得。
↓脳トレ的に正しいとしか思えないタイトル。
↓効率的にのんびりしたい。
↓どの行動を継続するか、見極めが鍵じゃね?







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