*「晴耕雨読その他いろいろ」2016/1/29投稿記事他の修正転載です
マザー牧場 貧乏旅行2015夏in千葉その1(2016/1/29)
貧乏人でも旅行に行く。いや、むしろ旅行というお金がかかるハレの舞台においてこそ、その人の真価(貧乏人としての)が発揮される。
大体一年に一回、夏に泊りがけの旅行に行く。実家に帰るとか親戚の家に泊まるとかでなく、ちゃんと遠くの観光地に行き旅館に泊まるのだ。まあ今さら感が果てしないが、だいぶ前に機会を逃したと思いお蔵入りにした2015年の話を書く。書くことなくなってきたし。
息子はコビトが好きだ。昔ながらのコビトでなく、「こびとづかん」のコビト。どこが良いのか不明だが結構前から、飽きっぽい息子に似合わず長い間好きである。
昨年は「こびと大図鑑」が出版され、出版社的には盛り上げようとしていたっぽい。夏にはマザー牧場でイベントをやっていたので、それをメインとして千葉貧乏旅行を計画したのだ。

こんなでっかいカクレモモジリがいた。子供が中に入ってジャンプして遊ぶアレみたいな感じだが、中には入れない。カクレモモジリ以外はいなかった。賢明な判断だと思う。

そこからちょっと離れた一角がイベントコーナーになっており、だいたい10種類くらいのコビトがジオラマみたいな感じで屋外に放置されている。で、子供はそれを見付けて大喜び、という仕組みである。
正直我が家はかなり興奮して楽しんだが、こびとづかんに興味がなければ何が楽しいのか疑問に思うこと請け合いである。っていうか何も知らずにただマザー牧場に遊びに来た人は、こいつら何やってんだ状態だったろう。



まあ、こびとづかんに興味がなくても、馬にニンジンをあげたり、馬に乗ったり、変な名前(桃色吐息)の花畑で遊んだりして楽しめる。どうでも良いが息子は僕と妻の運動に関する特徴を見事に受け継いでいるようだ。写真からも走るの遅い事がひしひしと伝わってくる。
千葉県出身者としてはマザー牧場でソフトクリームを食べないとか考えられないのだが、この日はやたら暑く皆ジュースを飲んだ。もちろんジュース+アイスなどという選択はない。
マザー牧場は良いところだ。数十年ぶりに行ったのだが広大で景色が良くとてもさわやかな場所だ。お金をケチらなければソフトクリームとかお肉とか、もともとおいしいのに、あの雰囲気で食べればさらにおいしくなるだろう。
残念ながらサイボクハムでは味わえない雰囲気だ。あそこはあそこで良いが。でも炎天下に行くとひどい目に合う。楽しかったが下手すると脱水症状とかになるかも。基本的に文句なく楽しい場所だ。
富津岬 貧乏旅行2015夏in千葉その2(2016/1/30)
宿泊は富津岬にした。チーバ君で例えるなら‥。なので旅館の前に少しだけ近くの海岸に行ってみた。

4時半くらいに着いて波打ち際で遊んだ。5時になったらライフセイバーの人はもう危ないですよ、と教えに来てくれた。彼らも帰る時間だとか。何としっかりした海水浴場だろうか。それとも最近は当然なのだろうか。
夕食はここでしか食べられない地の物を地元の食堂で‥、等という事はもちろんしない。一応他であまり見ない感じの回転寿司屋に行ったが安かったし、凄い店というわけではなかった。
日々の弛まぬ節制のお蔭で大抵のものは無条件においしく食べられる自信がある。まあ回転寿司なんて外しようがないし普通においしかったので満足。
旅館の名前はズバリ、富津岬荘。富津岬は先端が国営公園になっているのだが、富津岬荘は国営公園の中にある。凄いところに立っているのだ。さすがはチーバ君の‥。
しかし値段はリーズナブル。なんか周りを走っている人がたくさんいて、合宿なんかによく利用されるらしい。朝ごはんのみで夕食無しだが大人2人+子供2人で1泊12600円。
雰囲気はまさに合宿所。たくさん並んだ洗面所が昭和の宿泊施設感たっぷりだ。でもアットホームな雰囲気が良く最近の無機質なホテルとかよりよほど親しみやすい。朝ごはんも種類豊富。たっぷり食べて大満足。値段以上の価値は十分あった。

翌朝、チーバ君の先端に行ってみた。流石に岬なので周り中が海。どうやらマリンスポーツがおこなわれるっぽく、砂浜にタイヤの跡がたくさんあったし、駐車場にはそれっぽい車が停まっていた。

変な建物が立っていた。上まで登ると遠くまで見渡せ、気分爽快である。風が強いが。ところどころ壊れている感じがまた千葉っぽい。流石チーバ君の‥。
果たして褒め言葉になるかどうか非常に不安だが、海水浴場⇒富津岬荘⇒展望台、と昭和っぽい感じが堪らないコースである。そういう雰囲気を懐かしく思う人、味わってみたい人には富津岬はお勧めである。
千葉市動物公園 貧乏旅行2015夏in千葉その3(2016/1/31)
貧乏旅行最終日の朝、富津岬を離れ次の目的地である千葉市動物公園に向かった。貧乏人の旅行は基本2日である。

埼玉にも動物園はあるし、なんなら上野動物園に行く。でも千葉市動物公園にはビーバーがいるのだ。
ピタゴラスイッチでビーバーの歌をやっており息子がそれを気に入った。ビーバーに興味を持った瞬間、すかさず実物を見せるハイパー情操教育! 子供の知的好奇心をバッチリ刺激! と思い、東武動物公園に行った。ビーバーは出産で不在だった。
それから1年経ち、どう考えても出産は終わっているだろうが、何となく東武動物公園に行きそびれた僕らはもう一か所近場でビーバーがいる動物園、ということで記憶していた千葉市動物公園を2日目の目的に選んだのだ。
何だか今考えなおすとアホな理由だ。日帰りで東武動物公園に行けばよくね? ともかく今回はしっかりビーバーを見れて目的達成。まあ1年もたっているので、大興奮、というわけではなかったが満足。

しかしこの日も暑く、動物は基本日陰でおとなしくていて地味だった。

一番盛り上がったのがコレ、噴水だ。池とかではなく地面から噴き出す噴水があり、息子たちはこれで楽しく遊んだ。水着など持ってきていないが暑いのですぐ乾く、問題ないという事で結構長い時間遊んでた。
動物園としてはもちろん楽しいが普通。風太君の石像があること以外特に変わったところはない。家畜の原種コーナーを見に行こうとしたら肉食獣コーナーを新しく作るための工事中とかで行けなかったし。
我が家のようにしっかりした(今考えると微妙だが)目的があるなら別だが、わざわざ遠くから行くほどではない動物園。ビーバーの件がなければ鋸山でロープウェイにしてたと思う。まあいつも埼玉こども動物園では飽きるし、僕的には懐かしい動物園なので十分楽しめた。
ということで2日間の貧乏旅行は終了。あまりよく覚えていないが3,4万円位だろうか。お金はかかるが年に1度のことだし子供たちが楽しんでくれて、大人もリフレッシュできるから安い物である。もうちょっと旅行の回数を増やしても良い、と考えているくらいである。
↓こうやって見ると我が家はめっちゃ恵まれてる。
↓出版業界ヤバいんじゃねって思った。
↓昔の海の怪しげ雰囲気がたまらない。
↓今も昔も変わってないっぽい。
↓おおらかな人向けの本。










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