*「晴耕雨読その他いろいろ」2016/1/9投稿記事の修正転載です
安物買いの銭失い(2016/1/9)
安物買いの銭失い。僕ら貧乏人にとっては非常になじみのある言葉だ。しかし僕らは常に挑戦しなければならない。なぜなら、そこに安物があるから‥。
安物を買って1年でダメにするより高い物を買って10年使った方が長い目で見れば得をする、と言う人がいる。しかし高い物って貧乏人が使っている物の10倍以上の値段がしたりするのだ。
最近パジャマが破れた。そこで新しいパジャマを買いにシマムラに行ったのだが、冬用の暖かそうなやつは2500円くらいで結構高かった。そこで貧乏人とDQN御用達の店、ドンキホーテに行ってみたところ似たようなパジャマが1500円だった。早速購入。流石ドンキホーテ、と大満足であった。
それから1か月後‥。

いきなり縫い目から破れた。真っ直ぐ縫えていないのか、あるいは布が真っ直ぐ切れなかったのか、布の端っこギリギリを縫ってしまいちょっとした力で布がほどけた、という感じ。小学生が家庭科でよくやってしまうパターンだ。
しかし貧乏人は寛容である。もともと品質より値段重視、高望みしていないのでこの位は想定の範囲内である。まあいくら商品とはこれくらいの失敗はあるよね~‥。

なんじゃこりゃー。さっきのは袖口、こっちは腕の付け根。上着だけで2カ所もやぶけてしまったのだ。これはもう偶然の失敗などではなくこういう品質のものなのだろう。
今のところ致命的な問題は起きていないし、別に家で着るだけなので気にもしてない。しかしこの調子なら結構早くダメなになってしまうのでは。やっぱりこれは安物買いの銭失い、であった。
もう一つ最近の失敗。りっくんランドで迷彩柄のリュックサックが売っていた。陸上自衛隊で迷彩柄だなんていかにも頑丈そうではないか、しかも1000円。ちょうどカバンが欲しかったので迷わず購入。
またしてもドンキホーテが出てくるのだが、数日後近所のドンキホーテで柄違い同じ種類のリュックサックが売っていた。しかも950円。あー、悔しい上に何だか嫌な予感がしてきた。

1年くらいたって内側が破れてきた。安いリュックサックは外側の頑丈だがスカスカの生地と、内側の弱いがある程度水を通さない生地でできている。強い力がかかる部分は内側の生地が破れるのだ。もともと内側の生地だって防水性は高くない、さらに内側の生地がなくなってしまうと防水性は0である。

リュックサックの底の部分でも向こう側の光が漏れて見えており、内側の生地が破けているのがわかる。

さらに肩にかける部分も破れ始めている。これは致命的だ。
同じころに妻が5600円で買ったリュックサックはどこも壊れていない。というか薄々感じていたことだがジッパー開閉の滑らかさとか細かい縫製とか色々いい感じなのだ。
ということで僕は最近考える。これはそろそろ方針を見直す時期なのかもしない。そこまで高くなくてもそこそこの値段でそこそこしっかりしたものを選ぶべきなのかもしれない。何て言うの?ぶっちぎりの格安じゃなく2番目に安い、くらいの物。

という方針のもと財布が壊れたので買ってきた。ドンキホーテでも1000円位だったが、これはイトーヨーカドーの安売り、2700円の品を1000円で売っていた。この時期福財布、といって縁起が良いらしくどこに行ってもセールをしているのだ。
元々安い物ではなくセールで安くなったものなので、品物はそこそこ、なのだと思う。デザインや使い勝手に問題があり売れなかったのであって壊れやすい等という事はない、とか。
さて、この方針は正しいのだろうか。しばらく経てば結果が出るだろう。まあ性格的に安物買いの銭失い、からは足を洗えそうにないのだが。
↓村上春樹の小説には僕みたいな発想の人間出てこなさそう。
↓安物買いの銭失いも僕のテーマを形作るモノのひとつ、……嫌だけど多分そうだ。
↓ドライに判断したいのだけど、安物は千差万別なのですよ。
↓何年たっても同じことしてます。
↓10年前の段階ですでに「思い出して解決」パターンがあったらしい。
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