「マスカレード・ホテル 東野 圭吾」が面白くないはずない

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*「晴耕雨読その他いろいろ」2025/4/13投稿記事の修正転載です

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「マスカレード・ホテル 東野 圭吾」が面白くないはずない(2025/4/13)

ストーリーが反発バディものでテーマが仮面、キャラクターがキムタク。主人公がキムタクにしか思えない。映画前に読んでもそうだったのか興味アリ。

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昔ながらの王道

もっと最近の本を読むべきだ。そう思ってちょっと前に東野圭吾の架空犯を買った。架空犯も堂々の横綱相撲で面白かった。けど印象が地味。なので東野圭吾が人気なのはニッチ層に刺さるからでは、という妄想を抱いた。

最近のミステリーはキャラクターも設定も派手だ。登場人物は美男美女で特殊能力を持っていたりするし、事件的にも不可解というよりは突飛なものが多い。

そういうアニメ的、ライトノベル的なミステリーをうるさく感じる人はいると思う。一般的な時代の流れと相反するからニッチ層だよね。

昔ながらのミステリーを読みたい、でも本当に昔のはちょっと……、というニッチ層の駆け込み寺が東野圭吾なんじゃね? 昔ながらのラーメンが食べたい、町中華が人気、みたいな。ってのが前回の妄想。

マスカレード・ホテルは架空犯と違って派手派手だ。その点は真逆。キムタクのイメージもあるけどホテルが豪華だし美男美女の掛け合いってのも華やか。

でもやってることは昔ながら。相反する二人がバディを組んで反発しあいながらも、的な流れは大昔からあるよね。ハリウッドとか好きそう。以上より、印象は違うけど昔ながらってのは同じだから、仮説はキープとします。

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残念ながら……

まだもうちょっと読んでみるけど、もしもこのまま仮説が成り立つなら、小説新人賞を目指す人間にとって東野圭吾は参考になりにくいんじゃね?

僕が知っている受賞のコツは変人キャラクターを登場させ特異な出来事を起こせ! ってもの。凡百の応募作の中から選考者の目に留まるにはインパクトが必要。

架空犯はもちろん当てはまらない。マスカレード・ホテルは派手だけど主人公もヒロインも変人ではない。東野圭吾の実力と築き上げた信頼があってこその作品じゃね?

同じことを無名のアマチュアがやったらどうか? まず、実力が伴わなければ地味な導入部分や派手だけどありがちな設定で放り投げられるだろう。多少実力が高く魅力的な文章であってもキツイ。

知り合いにならお金貸すけど見知らぬ人に貸さない、みたいに。東野圭吾になら時間を使うけど知らない作者には費やさない。信頼の問題だよね。ということで、仮説が合っていれば東野圭吾作品は新人賞を目指す参考にはなりにくい。終了、解散!

……だからと言って話は終わらない。上記はあくまで新人賞狙いの場合だ。そもそも落選ばっかりの僕の認識だからズレてる可能性も高い。

今の時代、新人賞狙いのみが小説家への道ではない。小説家とまでは行かなくとも自己満足が得られれば良い、と考えれば話はもっと簡単。電子書籍で多少認識されればOK。

東野圭吾の人気の高さを思えばニッチ層とは言え需要は高い。……むしろニッチではなく、主流じゃないけどそこそこ分野かも。だとすれば電子書籍でも需要アリ? たとえば東野圭吾スタイルで西野圭吾とかそんな感じのペンネームで電子書籍を出したらどうかね?

そこそこ面白ければ多少誰かの目に留まるかも? やっぱり東野圭吾スタイルがネックか。どう考えても面白くなければ売れないし満足できない。だとすればここはおとなしくAIの力を借りて……。

だいたい上記のようなことをプロの編集者が考えないはずもない。東野圭吾が人気だから、第二の東野圭吾を探せ! みたいな目線の選考者がいても不思議ではない。

などとそんな調子で今日も妄想がはかどる。面白くて余計な考えが発散する良い本でした。すでにもう一冊東野圭吾をゲット済みですよ。

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↓沖縄の雰囲気は魅力なんだけどね。

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↓生き残る小説、死ぬ小説ってのも面白そうだよね。

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