＊「晴耕雨読その他いろいろ」2025/2/22投稿記事の修正転載です
「ハケンアニメ！ 辻村 深月」で魔法少女こそ希望の星だと痛感（2025/2/22）
ストーリーがアニメ業界あれこれでテーマが立場、キャラクターは美男美女。アニメ、っていうか人間の業みたいな恐ろしい背景を勝手に見た気分ですよ。
アニメの矛盾
いつものように自己満足で探したテーマは「立場」です。ということで、お話としてはそれぞれの立場で頑張って良いものを作ろう！ みたいな？ これだけでプロが書くと十分に面白い話なんだけど色々と勝手に妄想しました。
まず気になったのはキャラクターの容姿。登場人物に対して、イケメンな必要あるか？ みたいな文言が出てくるけど、この小説の登場人物自体がほぼ全員美男美女。もはやデフォルトが美形。
珍しく残念な描写の人が出てきたなー、チョイ役なんだろうなー、と思ったら、残念でも美形を射止めました的なポジションだったりする。ここまでくると不自然だ。
漫画やアニメ、実写だと美男美女が出てきてもくどくない。見ればわかるし、そうでもなかったら演出でもってそれっぽくできる。でも小説だと描写が必要なので、またか……、みたいなおなかいっぱい感が否めない。この間食べたおいしいトンカツみたいに徐々に胃が重くなる。
これはきっと意図したことだと思う。突っ込み待ちみたいな感じでわざと美男美女ばかりにしたんじゃね？ だとすると何のために？ ということで僕が気になったのはアニメの持つ大きな矛盾、容姿についてだ。
事実かどうかはさておき一般的なオタクのイメージとして容姿に劣等感を持ち、リア充を憎む、というのがある。でもアニメキャラには優れた外見を求める。これもまた立場の問題だと思う。
シリアスが好き、ギャグが好き、みたいな立場の違いと同じで、面白ければOK、美形でないと応援できない、みたいな立場っていうか好みがありそう。
でもって現代では圧倒的に美男美女でなければダメ派が多い。その要望を受けてアニメには強烈なルッキズムがあるんじゃね？ 現実に自分がやられたら怒るけど、キャラクターはそれで判断する。これこそアニメ、どころか物語全般、さらには人間としての矛盾であり業な気がする。
わかっちゃいるけどやめられない。こればっかりはどうしようもなくて、しょうがないから愛の一言で片づけるわけだ。これだから人間は面白い。
魔法少女キボンヌ
じゃあ美男美女ではない一般的な人間はどうすれば良いか？ どうしようもないから白馬の王子様を待つ。それも自分では気付いていない秘められた魅力を理解してくれる王子様。
小さい頃はそれでも良いけど、歳を取ると世の中そんなに甘くないとわかってくるわけだ。さらに言うとプライドもあるから単なるラッキーじゃ嫌だ。そこで努力が必要になってくる。……でも努力って大変だよね。
右も左もわからない状態、まっさらな状態からの努力はキツイ。できれば避けたいところだ。なのである程度方向性が見えたら努力しようじゃないの、となる。こっちの方向に行けばOK、OKかどうか不明だとしても少なくとも盛り上がるよ的な方向。
そうなったらどんな努力も厭わない、などと見得を切ってみたい。実際そうなったら逃げるかもだけど仮定の話ならいくらでも言える。あるいは努力の代わりに精神的困難とかでもOK。大変だったけど何とか乗り越えたよ、みたいな感じのやつ。
そんなことを考えながら僕らは今日も白馬の王子様を待つ。たとえば僕なら、秘められたお金儲けの才能、小説を書く才能、ブログの才能、などなどを待つ。待ってる人間にとって魔法少女は希望の星だ。ロボットのパイロットでも可。
本の中からケルベロスがあらわれたり、自分が一番うまく動かせる新型モビルスーツが転がってたり、そんな白馬の王子様が登場してわかりやすい才能のない僕らを特別な世界に連れて行ってほしい。そう考えると魔法少女やロボットのパイロットが憧れの的となるのも納得だよね。
子供はもちろん、大人でも羨ましい。むしろ大人のほうが切実に羨ましい。まあさすがにアラフィフともなると待ってるだけでは先にお迎えのほうが来るので、老体に鞭打って手を動かすけどね。などと余計なことを妄想して今日も良い自己満足でした。
↓待っててもしょうがないからできることをします。
↓知らなかったけど実は……、的なのも良いよね。
↓妄想ばっかりしてないで真面目に生きます。
↓脳トレだと思って色々挑戦したい。
↓恋愛関係には疎いのでよくわかりませんよ。
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